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2008年12月05日07:51

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【バレエ】ボリショイ「ドン・キホーテ」(4日)

今回も最初に訂正をひとつ。

オケが良くなってきました!\(^o^)/
出だしはあまり変わらなかったのですが、
2幕から次第にまとまりが良くなり、終わってみれば、
迫力もある満足の演奏。(^^)

そういえば、マールイ・オケも好不調の波が激しいですね。
正月明けなど、あんたら二日酔いだろ〜!
みたいな時もあったし。(^^;)

師匠「ゆうべの公演(3日のこと)、
   アレクサンドロワさんやメルクリさんを良いと言うのはわかるけど、
   あの演奏も誉められていたのはなぜかなあ、掲示板。」

パロ「それだけ日頃聴いてる日本のバレエ・オケが、
   物足りないということでしょうね。(^^;)」

       *     *     *

指揮者のクリニチェフさん、毎回、駆け込んでくるんですよね。
演奏みたいな人だ。(^o^)

プロローグ、3日はキホーテが兜を試し切りしようとすると、
すでに割れています。おや? と割れた片方を拾い上げ、
どうしたんじゃ、これは? としげしげながめてから、
しかたないのお、と机の上のをかぶります。

へぇ、ここのはこういう演出かぁ、悪くはないけど、
でも、音楽には合ってないなぁ、と思っていたら、
ゆうべはちゃんと割っていました。
3日は付け方が弱くて離れてしまったのでしょう。

また3日はガマーシュのお付きの持つ座布団が、
あやうくオケピに転がり落ちそうになるし、
ゆうべもキトリがガマーシュの帽子を落としそこない、
ガマーシュが上手く誤魔化してました。
生舞台は大変ですね。(^^;)

1幕終盤、
3日はサンチョがソーセージを盗んでましたが、ゆうべは酒樽。
サンチョもキトリパパも、樽を重そうに持つ仕草が上手いなぁ。(^o^)

ほかにも細かいところが違います。
たとえば、狂言自殺の場面では、
ベロゴロさんはナイフを捨ててから寝転んでましたが、
ワシリーエフ君は脇に挟んでました。

続くキトリがバジルの腕を自分の胸に抱くシーンでは、
ベロゴロさんは最初手の甲が胸に当たっていたのを、
途中でくるりと反転。
ワシリーエフ君は最初から手のひら側でしたが、
その代わり指先でコチョコチョ。
アレクサンドロワさんのウソ泣き、
あそこまでわざとらしいのは見たことナイし。
みんな芸が細かいよ〜。(^O^)

キトリの友達、どっちがどっちなんだろ、ファニータとピッキリア。
2人とも上手だけど、黄色い衣裳のコの方が踊りは好み。(^^)

街の踊り子とメルセデス、濃いなぁ。
2人ともこうでなくちゃ。踊りも上手いし。
ギターの踊り、大森さんも上手いけど、濃度3割増しでした。(^O^)
ここのすごいところは、
両脇のギターを抱えた二人の女性も見劣りしないところ。

見劣りしないと言えば、闘牛士軍団。
ゆうべのエスパーダは「噂の」シュピレフスキーさん。
彼よりも、周囲の下級闘牛士たちの方が上手い...。(^^;)

シュピさん、じっと立ってれば、カッコいいのに。
メルクリさんはちょっと王子が入っているので、
見た目はシュピさんの方が似合っているんですけどねぇ。

森の女王がゆうべはキャスト違いに。
3日のニクーリナさんの方がテクは安定しているのですが、
小柄なのと、相手がアレクサンドロワさんだったので、
どちらが女王かわからない状態だったのに対し、
ゆうべはバランスが取れてました。(^^)

QPのスタシケーヴィチさん、可愛くて上手いのですが、
改めてさいとうさんの上手さを実感。
ジプシー群舞、男性陣はKバレエの方が迫力あります。
日本人もやるなぁ。(^^)

にしても夢の場での踊りの切り替えは大したもんです。
心の中で、群舞にも拍手をたくさん送ってました。
「白鳥」はさぞ見ごたえあることでしょう!(^^)

スペインのペアがまたキレがあっていいんですよね〜。
もう、いいとか凄いとか素晴らしいしか単語が出てこないヨ〜。(^o^)

GPDDの群舞はまさに華麗、
2人のヴァリも、そのまま主役いけます。
第2ヴァリ、3日のアリザテさんも素晴らしかったけど、
ゆうべのコバヒゼさんも美しかった!

そして注目の若手ペア。

...恋人同士じゃありませんでした。
同士、戦友、ダチ、ライバル...つい、そんな単語が頭の中に。(^^;)
まだ「恋愛って、なに?」という世代の幼なじみが、
じゃれあってる雰囲気です。
それはそれで可愛くていいんですけどね。(^^)

オシポワちゃん、相変わらず元気でした。
飛ぶわ跳ねるわ回転するわ、観ている方も力が入ります。
でも、手脚の使い方が、雑ではないんですよね。
一応、しなやかに見せる型にはなっているのです。
良い先生に師事したね。(^^)

ただ、白の場面はまだ苦手のようで、
ドゥルシネアの時は表情もちょっとこわばり気味、
森の妖精たちの方が優雅に見えます。
これは3幕でもそう。ヴァリの2人の方が美しく見える。

けれど基本はできているから、
あとは先輩たちの所作を研究していけば、
良いダンサーに育つことでしょう。
しかもあの強靭なバネは、彼女の強力な武器ですからね。

彼女に比べると、ワシーリエフ君は、コンパクトではあるけれど、
かなり丁寧さも身につけつつあります。
オシポワちゃんより滑らかで優雅なんですよね、動きが。
加えて微動だにしない回転軸。
あそこまでブレない人はなかなかいません。
アプロンはとはこういうこと、のまさに見本です。

2人のキトリ、堪能しました。(^^)
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