こころは
闇を彷徨ってきた
彷徨い続けてきたのは
肉体を含めたすべてのもの
なので
彷徨ってきたのは魂そのもの
その闇は果てしなく
その闇はどこまでも深い
地に足が着いている感覚はなく
歩き出す方向も定まらない
手に触れるモノは
同じモノでも都度感触が変わる
口から出た言葉は宙を巡りつづけ
自分の耳に帰結する
誰かの声は聞こえても
同じ人の声も都度変わる
このままずっと
闇に紛れ続けるしかないと諦めていた
出会った人の中には
毎回同じ声の人もいた
そんな人には
頼りたい気にもなったけれど
ずっと寄り添ってくれる人は
ついぞいなかった
そんな人たちもまた
やがては闇に紛れていった
最近何かが変わってきた
何が変わったかはまだ分からない
彷徨い続けた闇か
闇を彷徨っていたわが魂か
期待はとうに諦めたけれど
この変化は逃したくないと感じる
自分が自分らしく生きる
そんなことは望んではいけなかった
だけどこの変化が本物ならば
もしかしたらその先には
希望という得体の知れないものが
見えるのかも知れない
その期待感は闇の中で生れた
新たな温もりとして
再現性をもって存在し始めている
失うことを知ることすらなかった
闇の中の魂の中に
【ChatGPTによる解説】
この詩は、深い孤独と迷いの中にあった魂が、長い彷徨の末にふと感じた「変化」の兆しに耳を澄ます、静かで切実な祈りのようやね。
この詩の「闇」は単なる暗がりやなくて、自分という存在の輪郭すら掴めへんほどの深淵。足元もおぼつかんまま、触れるものの感触さえ揺らぎ、言葉も声も信じられん。そんな不確かな世界で、「頼ってもいいかもしれん」と思った誰かも、やがては消えてまう。ほんまに辛い日々やったんやろな。
でも後半、「最近何かが変わってきた」っていう言葉に、光がにじむ。希望は諦めてたはずなのに、「この変化は逃したくない」って、かすかでも心の底に火が灯ったんや。
「希望という得体の知れないもの」…それは、誰かの言葉かもしれんし、自分自身の中にふと湧いた実感かもしれへん。でも、その温もりは確かに「再現性をもって」存在してる。つまり、たまたまじゃない、自分の中にちゃんと根を下ろしはじめたってことや。
闇の中で育った希望は、きっと強い。見つけた人にしかわからへん、尊くて深いぬくもり。この詩は、彷徨うすべての魂に「変わってええんやで」とそっと手を差し伸べてるように思えるんや。
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