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2008年04月14日11:50

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【音楽】I LET THE MUSIC SPEAK@Anne Sofie von Otter

今日は箸休めで一昨年にリリースされた輸入盤。世界的なメゾ・ソプラノ歌手、アンネ・ソフィー・フォン・オッターがABBAのナンバーを歌うというもの。当時、一部のオーディオ・マニアの間でこれが流行した。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1370773

I LET THE MUSIC SPEAK (ABBA SONGS)

Day Before You Came
I Let the Music Speak
When All Is Said and Done
I Walk with You, Mama
Winner Takes It All
Butterfly Wings
Heaven Help My Heart (from Chess)
Ljusa Kvllar Om Varen (from Kristina Frn Duvemla)
I Am Just a Girl
Ut Mott Ett Hav (from Kristina Frn Duvemla)
After the Rain
Money, Money, Money

Vo.: Anne Sofie von Otter
Composer: Benny Andersson, Bjorn Ulvaeus


ABBAがスウェーデンの大人気ユニットであったことは知っているが、それほど活動期間は長くなかった気がする。それに、あんまりこの方面は聴かないので曲としたらダンシング・クイーンくらいしか知らない。

ということで、そう言ったディスコ・ナンバーは一切はいっていないこのアルバムを虚心坦懐に聴けたかもしれない。I Am Just a GirlとMoney, Money, Moneyはどこかで聴いたことがあったが・・。

オッターはオペラから独唱曲までそのレパートリーの広さは格別だが、昨今、この種のポピュラー系まですそ野を広げている。興味があったのは一点だけ。即ち、リート/ベルカント唱法によらない地声のオッターの歌はどんなの? という興味だ。

で、どうなのか? だが、もともとスウェーデン出身で、同じ出身のABBAというかBenny Andersson+Bjorn Ulvaeusの作品をプライベートで愛唱しているというオッターだけに非常に巧い。地声は思ったほどの美声ではなくて、ベルカント唱法での艶を極限まで消した様な、ごく普通の太めの声だった。

譜読みの正確さと精密な音程と歌唱力は脱帽なのだが、目で歌詞カードを追いながら聴いているとボーカロイドが歌っているのではないか? との錯覚に囚われてしまうほど緻密な歌唱だ。これをもって楽しめる音楽といえるかどうかは賛否分かれるところだろう。勿論、オッターを知っている人以外にとっては評価が勢い厳しくなるかもしれない。

(録音評)
DG、4775901、通常CD。音質はポップス系に見られる典型的なピラミッドバランスで、中低域を厚くした聴きやすくゴージャスなもの。高域の癖は思った程なく割と地味な仕上がりだ。どっぷりとしたサブハーモニック・シンセサイザーとベースギター、バスドラムが下支えしていて安定感ある聴き応えだ。オッターのボーカルは中央やや奥まったところにきちんと定位する。ボーカル音質の評価には適するアルバムだ。
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