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2026年04月11日07:43

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斎堂琴湖『燃える氷華』(光文社)を読みました

斎堂琴湖『燃える氷華』(光文社)を読みました。
著者は、ミステリ作家なのですが、本書で第27回日本ミステリ文学対象新人賞を受賞しています。舞台は埼玉県さいたま市の大宮区です。主人公の蝶野未希51歳は大宮署の刑事であり、夫の町岡隼人も警察勤務ながら交通警察官です。17年前に当時5歳だった息子の遥希を亡くしています。雪の日に、廃工場の冷蔵庫に閉じ込められて死んでいます。遥希が死んだあと、当時は刑事だった夫の町岡隼人は刑事でしたが、人事異動願いを出して交通係に移り、逆に、蝶野未希は地域課から刑事を希望して叶えられています。
ある日、非番で大宮駅を訪れていた蝶野未希は、大宮駅前のバスロータリーで発生した車の爆破事件に遭遇します。被害者の三上は、遥希が亡くなった際に葬儀を執り行なった葬儀社の社員で、その後、独立して葬儀社を立ち上げて社長をしていました。この事件の直前には、ドライアイスを使った連続殺人事件も起こっていて、さらに数日後、三上が社長をしていた葬儀社の副社長もまた、大宮駅前で刺殺されます。
う〜ん、複雑怪奇な殺人事件が群になっていっぱい起こって、それらが実は絡み合っている、という真相なのですが、やや作為的過ぎるものを感じてしまいました。作り込み過ぎという印象で、初期の伏尾美紀の作品みたいな印象を持ってしまいました。実は、同じ作者の2作目の『桜葬』が話題になっているようなので、図書館に予約を入れて、デビュー作の本作品も読んでみた次第です。『桜葬』の宣伝文句が、「駅のホームからバラバラ死体を線路に投げ、大量の札束をばらまき、微笑みを浮かべて自ら電車に飛び込んだ謎の男」というキャッチーなものでしたので、大いに期待しています。

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