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2008年04月09日10:00

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【音楽】Beethoven: P-Con#5@Pletnev/Gansch RNO

久し振りにDGの新譜から、プレトニョフが自ら弾く皇帝だ。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2522996

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』
 ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
 ロシア・ナショナル管弦楽団
 クリスティアン・ガンシュ(指揮)

ベートーヴェンの交響曲、協奏曲チクルスを精力的に制作してきたプレトニョフは以後、指揮者に専念するんだそうで、この皇帝が最後のピースと言うことになる。

プレトニョフらしい内省的でクールな皇帝であり、ガンシュ&RNOの叙情的なアシストとは対照的で理知的で分析的なピアノが際だつ出来映え。好き嫌いはあると思う。

若かりし頃、皇帝、グリーグOp.16、チャイコン1番の三曲に関してはピアノ譜で練習したため馴染みも深く、演奏に触れるたびに局所的解釈、カデンツァの弾き方等が気になるにはなるのだが、このプレトニョフのピアノはなかなかスマートで格好がよろしいのである。こういった青白い炎(ほむら)が立ち上るような透徹されたカデンツァは、極端に技巧的な運指と打鍵時の強烈な制御能力がなければ不可能だろう。そう言った観点で見るとかつてのギレリスやワイセンベルクの系譜の弾き方なのかもしれない。なかなか秀逸な演奏だ。

(録音評)
DGの輸入盤、4776417、通常CD。録音は2006年9月3日、ボン、ベートーヴェンハレでのライヴ録音。音質は典型的なDGのもの。明るめの音色にブロードな音場展開、甘ったるい残響はいつものDGだ。エコー成分はデジタル・リバーブの補助で得ている可能性もある。

なんと、この盤ではMaillardがプロデューサーに昇格しているではないか。今まではプロデュース兼トーンマイスターという例はあったが、トーンマイスターには別のスタッフを単独で充てている。最近はDGをめっきり買わなくなったので今頃になって気が付いたと言うだけのことかもしれないが。

 Producer & Project Coordinator: Matthias Spindler
 Recording Producer: Rainer Maillard
 Tonmeister (Balance Engineer): Bastian Schick
 Recording Engineer: Jurgen Bulgrin
 Piano Technician: Louk Nelissen

※今日明日と外出予定なので今週の音楽日記はこれでおしまい
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