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2007年02月26日10:10

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【音楽】モツPコン18フンメルArr@白神典子

今日も女流でピアノ。前から気になっていたシリーズがいよいよ終わってしまうと言うので一番最後のこれを買った。経済事情が許せば全部揃えてみたいもの。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000M4RF8O/

モーツァルト(フンメル編曲)

ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.537 (室内楽版)
交響曲 第40番 ト短調 K.550 (室内楽版)

白神典子(Pf)
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)
ピーター・クレメント(Vn)
ティボール・ベーニ(Vc)

モーツァルトのピアノ協奏曲を弟子のフンメルがアンサンブル用に編曲した7曲のうちの一つ。

白神典子(Shiraga Fumiko)がBISからこのフンメル編曲シリーズをリリースしてきていたが、これが最後の録音になる。一番最後に不朽の名作K.550のアンサンブル版を置いているのが渋い。白神のプロフィールは http://www007.upp.so-net.ne.jp/bru-page413/shiraga_page.htm に詳しい。

二つの曲とも原曲を知らなければなるほど美しいピアノ・アンサンブルだと自然に思われる編曲であり、フルオケ版のような肩肘張った雰囲気もなくテンポ感も良い。

中規模の優しいPコン18番は実に伸び伸びとした演奏である。原曲もオケの全奏が殆ど無くて室内楽風ではあるが、更にサロン風の度合いが増す演奏だ。1784年、盲目のピアニスト、マリア・テレジア・パラディスのために作曲されたとされる。

一方のK.550は一転して和声も旋律も複雑であり、なかなかの難曲であることが分かる。ピアノの左右手を合わせても高々5声と、音の数がフルオケに比べて少ないため相当に苦しい場面があるが、そこはそこ、まずは卒ない愛弟子フンメルの編曲と言える。一楽章と最終楽章がアクロバティックで興味深い。ピアノ四重奏構成からVaを抜いてFlを加えた効果がまざまざと現れている。

白神は曲によりスタインウェイ、ベーゼンドルファーなどを使い分けるらしい。尚、この録音での使用ピアノはヤマハとある。

(録音評)
BISレーベル。透明感溢れる優秀録音。楽器の定位が恐ろしく良好で実に安定した印象を持つ。ピアノは少々大きめにたっぷりとしたボディ感で録られていて伸び伸び気持ちが良い。反面、他の楽器はピンポイントの音像を結び、その対比が面白い。

残響が豊であり、サロン風な演出が心憎い格調高い曲と録音。天気がよい休日の昼下がりに聴きたい一枚だ。
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