mixiユーザー(id:3696997)

2006年09月26日11:00

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【音楽】Steinway Legends: Pollini 2

ポリーニの2枚目。荒っぽいベートーヴェンと目眩くペトルーシュカの後は・・・

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シューマン:アラベスク ハ長調 作品18
ショパン:舟歌 変ニ長調 作品57
ショパン:練習曲(作品25)第1番「エオリアン・ハープ」、第7番、第9番「蝶々」、第10番、第11番「木枯らし」、第12番
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178
ドビュッシー:12の練習曲より「反復する音符のための」「対比的な響きのための」「組み合わされたアルペジォのための」「和音のための」

ショパンのエチュードは以前にOp.10 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=151295956&owner_id=3696997 の方を取り上げたが、実はOp.25を書くのを忘れていた。こちらはOp.10 & Op.25のカップリング盤で、この中の4曲はこれがマスターとなっている。

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古い日記でも書いたが、サイボーグのような指捌きは素晴らしい。エオリアンハープの美しさはアルペジオの比類無き手本であり、アシュケナージのエオリアンハープとは評判が二分されるであろう。

この盤の白眉はリストのロ短調ソナタだろう。この、フランツ・リストが生涯にただ一曲だけ書いたピアノソナタの1楽章第一主題は、センセーショナルで激情を湛えた有名な旋律であり、松本清張シリーズなどのサスペンスドラマのバックによく用いられたことでも知られているだろう。

ポリーニの鋼鉄の腕はこの希有で革命的な超大作を完膚無きまでにねじ伏せており、リストが楽譜に込めたと思われるエモーションを精緻に、そしてダイナミックに再現している。荒々しくもあり、そして時に幽玄なリスト独特のナルチシズムも織り交ぜながらポリーニは疾駆する。

(録音評)
DGの古いアナログマスターではあるが音質は驚くほど整っており、恐らく先に示した原盤よりも綺麗にまとめられている。多少明るめで残響成分が多い収録だが、これは従来のポリーニ盤に共通した演出だ。美味しいところ取りのアルバムである。ポリーニ・ファンなら是非手許に置いておきたいベストアルバムだ。
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