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2006年09月06日09:38

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【音楽】バルトーク:マンダリン/弦チェレ@ブーレーズCSO 1

めぼしいクラシックソースはそろそろネタ切れだ。暫くは途切れ途切れになるだろう。

パガニーニVコン@ハーンの音質の悪さに辟易して目の覚める音楽を聴いた。このアマゾンのものは再販盤だが例によって我が家のは国内版発売と同時に購入し、ずっと行方知らずになっていて、ようやく最近になって見つかった初盤だ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006HB8J/sbb-22/ref=nosim/#cust-reviews

Miraculous Mandarin, Music For Strings, Percussion & Celesta

Boulez / Cso


1. 中国のふしぎな役人
2. 弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽

指揮: ピエール・ブーレーズ
演奏: シカゴ交響楽団


以下、一曲目のマンダリンとはどんな曲か? ライナーノートから要約すると・・
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バルトークの三大舞台音楽の1つである中国の不思議な役人(A Csodalatos Mandarin)メニュヘールト・レンジェル(Menyhert Lengyel (1880-1974))の台本に基づいて書かれたパントマイム/バレエのための音楽。バルトーク自身「私がこれまで書いたなかで最高の管弦楽曲です」といっている。

この曲はバルトークのなかでも異色の作品であり、そして恐ろしく凝縮され完成された宇宙である。彼の傑作であるにもかかわらず、道徳的・政治的な理由により舞台上演が官憲らによって妨害されバルトークを失意の底に追い込み、その後も一部の伝記作家、指揮者、オーケストラ、音楽ファンらから避けられて不遇な時期を過ごす。また半世紀に渡って誤った楽譜が使われてきたことが判明し、子息(第2夫人ディッタの息子)のペーテル・バルトーク氏らの尽力で全体像がようやく明らかになったところ。
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このあらすじは退廃的でグロテスクな男女エロ物語だ。バルトーク自身が中国を訪れたかどうかは分からないが如何にもチャイナチャイナした旋律/リズム/楽器は見当たらない。それでも精一杯中国の風景と国情を想像したであろう努力の痕跡がそこかしこに見られる。

おどろおどろしい旋律、怒涛のような激しい情欲や怨恨、恐怖、そして官能的なメロディーとリズムが非常に独創的で美しく、かつ瑞々しく華やか、しかも激烈な展開で息を呑ませられる。一大スペクタクルが眼前に拡がるバルトークの傑作中の傑作。

演奏は例によって冷徹なブーレーズが青白い炎を上げまくって渾身の振りだ。随所で見せるアチェレランドが緊張感を誘い、要所で打ち鳴らされるティンパニ/グランカッサの衝撃波が全身を包んで恐怖感を煽る。これ以上CSOをダイナミックに鳴らすことは出来ないであろうと思うほど素晴らしい出来だ。これは不世出の解釈/演奏である。

(続く)
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