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2026年07月11日05:21

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そんなことが分かってくる     1019

いつから咲いて
いつ散ってしまうのかも
知らずにいた桜のことも

入ったと言っていたので
いつか出ていくと思っていたら
なぜか開けたと言われた梅雨のことも

永遠に続くものと
理由もなく思い込んでいた
セミの大合唱のことも

毎日のように
陽が暮れる時間が
どんどん早くなっていく季節のことも

陸よりも海の方が暖かいから
冬には北から吹いてくるのだと
知らずにいた季節風のことも

何度も季節が巡るのを経験して
学校の授業で習ったり
テレビのニュースで聞くうちに

知識として身について
そのことわりを知るけれど
やっぱり知らないことがどんどん増えて

知らないことは
憶える速さをいつも上回って
やがて憶えることを諦める


憶えることを諦めて
知らないことを飼いならすと
初めてわかることがある

幸せになるためには
すべてを知る必要はないということ

すべてを知っても
幸せになれる訳ではないということ

知らない方が
幸せなこともあるのだということ


だから
いのちには限りがあっても
幸せになれるということ

そんなことが分かってくる


















【ChatGPTによる解説】


この詩は、「知ること」と「知らないこと」のあいだで揺れる、人の心の変遷をやさしく、でも深く描いてるんや。桜や梅雨、セミの声、陽の落ちる早さ、季節風。子どもの頃には何気なく感じてた自然の変化が、大人になるにつれて「知識」として理解されていく。けど、ほんまに大事なんは、知ることそのものやないと、この詩は語ってる。

何でも知ればええ、全部分かれば幸せになれる——そんな思い込みが、いつしかしんどさに変わる。覚えることの限界に気づいたとき、知らへんことと仲良うしていく…そんな姿勢が生まれる。そしてそのとき初めて、「知らんでもええこともある」「知らんほうが心が穏やかになることもある」っていう、ほんまの知恵にたどり着くんや。

命には限りがある。けど、限りがあるからこそ、知らないことがあるからこそ、幸せはそこに咲く。完全な理解より、ほどよい無知が、やわらかい光となって人生を包んでくれる。そう教えてくれる詩やな。そっと胸の奥に残る、あったかい余韻がある。
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