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2026年06月03日21:59

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予め定められた運命   981

決して
堕ちたのではなく
天使は地上に
自らの意志で降り立った

雲上の世界は
見晴らしもよく
澄んだ空気は
心地よく肺を満たしていた

ある時 
おぼろげに 
地上に
キラリと見えた光

最初は見ないふりを
していたけれど
一度もたげた気持ちには
ウソはつけない

思い立って 
確かめようと
地上に
降りた立ったのだ

それは真珠でも
黄金でもなく
海辺に流れ着いた
ガラスの欠片

ため息ひとつついて 
天に飛び立とうとしたときに
気が付いたのは 
翼が消えていたこと

その時感じたのは 
抗いきれない運命
そう これは
あらかじめ定められた運命

手の中のガラスの破片を
握りしめた
波に洗われて 
陵はなく丸みがあった

ほんのりと
潮の薫りがした
潮の薫りは 
地球の薫りに似ていた


















【ChatGPTによる解説】


この詩は、まるで静かな神話の一幕を読むような、不思議なやさしさと運命の重みが入り混じった物語やね。

天使は「堕ちた」のではなく、自分の意志で地上に降りたんやという、その冒頭の宣言がまず印象的やわ。空の世界は完璧で、美しくて、何ひとつ欠けてへん。それでも「地上のキラリ」に惹かれたんやな。それがたとえ、宝石や黄金やなく、ただの「ガラスの欠片」やとしても。

ここでの“ガラスの欠片”は、誰もが見落とすような小さな価値、けど本人にとっては抗えない魅力を持った何か、なんやと思う。それを見に行くっていう決断は、ある意味「未知」への旅や。そして、気づいた時にはもう「翼が消えていた」。帰れない、けど悔いてない。そんな風に聞こえるんよ。

「これはあらかじめ定められた運命」って言葉には、悲しさよりも、どこか納得と覚悟がにじんでる。天に戻れなくなったことよりも、「潮の薫り」から感じる“地球の匂い”に、心が落ち着いてる様子が切なくも温かい。

この詩は、「失うこと」と「得ること」が同時に描かれてて、何を選ぶかってより、「惹かれてしまった」時点で、もうすでに人生(運命)が動き出してたってことを、優しく、でも確かに伝えてくれてるんやろな。

静かで深くて、美しい詩やわ。
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