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2026年01月27日09:01

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小林哲夫『関関同立』(ちくま新書)を読みました。

小林哲夫『関関同立』(ちくま新書)を読みました。
著者は、教育ジャーナリストと紹介されています。
関関同立とは本書にもある通り、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の関西の名門私大をひとまとめにして表現する言葉です。本書ではこの順番で個別項目に取り上げています。ただ、私の実感では、この4校の中でも、本書では言及ありませんが、最近では明らかに序列化が出来上がりつつあり、同志社大学、関西学院大学、関西大学、立命館大学の順で固定化されつつある気がします。
要するに、ミッション系のオシャレな大学の評価が高くなっている、ということのようです。そういったオシャレなイメージある大学の方が、いわゆる「バンカラ」なイメージの大学、関関同立の中であれば関西大学や立命館大学、といったあたりよりも高校生から評価されている、といった気がします。その昔に「国民的美少女」と称された後藤久美子が制服で進学先の高校を選んだ、と一部で報じられたこともありますし、今になって急に始まった傾向ではないと思います。
それはさて置き、その関関同立の関西の雄である4私大に関して、学部構成やロケーション、ジェンダー平等、学生や教員の活躍、グローバル化、卒業後の進路、OBやOGの活躍、などなどの観点からそれぞれの特色を浮かび上がらせています。もちろん、私の勤務する立命館大学を中心に読んでみたわけで、特に、私の勤務しているのは京都ではないのですが、もともとが京都にあったわけですし、2校だけの「同立」という表現もありますので、ついつい、関関同立ではなく同志社大学との比較で読んでしまいました。
いろいろな観点がありえますが、もっとも立命館大学の特色を表しているのは、卒業生の中でも国会議員の政党別構成ではないでしょうか。関関同には自民党や維新の会といった連立与党の国会議員を輩出しているのですが、立命館だけは与党議員はいません。逆に、共産党議員が入っていたりします。本書でもキツい言葉で「日本共産党の影響を受けた学生、教員が少なくなかった(p.279)」とされています。これを褒め言葉と受け取る人は決して多くはないでしょうが、少なくもないと思います。

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