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2026年01月15日08:54

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麻根重次『赤の女王の殺人』(講談社)を読みました。

麻根重次『赤の女王の殺人』(講談社)を読みました。
作者は、長野県で公務員をしている兼業作家さんなのですが、本作品により2023年に第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(福ミス)を受賞しています。
あらすじは以下の通りです。すなわち、主人公は市役所の何でも相談窓口に勤務している六原あずさです。上司には、警察から派遣されている西條がいたり、ご亭主はまさに警察で現役の刑事をしている六原具樹だったりします。その六原あずさのところに、高月健一郎という男性が相談に来ます。彼の妻の睦子が2度に渡って襲撃された、という内容です。ただ、警察では高月睦子の精神的な問題だと疑っているようです。
六原あずさは高月健一郎とともに彼の自宅まで様子を見に行き、その際に、高月睦子が2階の窓から転落して死亡するところを目撃してしまいます。「ナツミ」という人物の名をいい残して死亡してしまいます。彼女の自室は密室状態であり、もちろん、襲撃者は見当たりません。近所に住んでいる睦子の父の丸岡満は、転落の時、畑仕事をしており、丸岡満の後妻で高月睦子の義母である丸岡麗美は、高月家に来ていたものの浴室にいて睦子の叫び声を聞いて夫婦喧嘩だと推測した、といいます。
その後、主人公の六原あずさの市民相談室には次々と奇妙な相談が持ち込まれます。施錠された納骨堂で骨壺がひとつ増えたり、高齢男性ばかりを狙う怪しげなストーカーまがいの行動があったりです。もちろん、最後は複雑な謎解きがなされて一連の事件は解決します。
何と申しましょうかで、新人賞受賞作ですから、新人かつ受賞作品なわけで、そのあたりは念頭に読むべきミステリだという気はします。もうひとつ、同じ作者の次作『千年のフーダニット』の前に読んでおこうと考えた読書ですが、両方を読み終えて、それぞれ独立した作品であって何の関係もないし、順番に読む必要もない点は明らかにしておきたいと思います。

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