うだる様な暑さの中、イセザキモールの外れ、寧ろ市営地下鉄・伊勢佐木長者町下車といったロケーションに佇むラーメン専門店へ行ってきた。あまりの暑さゆえ冷たいつけ麺に浮気しそうになったがぐっとこらえて熱いラーメンを・・。
こちらは昨年開店したとかでまずまずの評判だが未食だった。今日は14:00過ぎくらいの入店で先客は一名。その前に店舗の玄関前の壁面、看板などを改修工事中で、「営業中」の看板が出ていなければ通り過ぎてしまうところだった。
生真面目で実直そうな店主一名に若い女性スタッフ一人、計二名での切り盛りとみた。店内は割と広々としていて4人掛けテーブルが二つ、後はカウンタ5〜6席といった構造だ。
入り口にある可愛い券売機で食券を買うシステムだ。どうやら、ここのラーメンは3系統あるらしく、それは桜らーめん、和風醤油らーめん、白い味噌らーめん、ということらしい。それぞれにトッピングのバリエーションがあるが、基本は三つのパターンらしい。今日は初回だったので恐らくシンプルで一押しと思われる桜ちゃーしゅー(桜らーめんのチャーシュー麺バージョン)を頼んだ。
カウンタの奥の端っこに腰掛けて食券を出す。店主は麺を茹ではじめ、女性スタッフは丼などの準備にかかる。てきぱきとした所作が気持ち良い。
程なくしてサーブされた桜ちゃーしゅーはとても優しく綺麗な盛り付けで店主のラーメンへの愛情が感じられる。目を引くのは黄金に輝く透き通ったスープである。こんな高い透明度のスープは久しぶりに見た。表面には桜海老の風味を移しとったというチー油がうっすらと浮かび、これが黄金色の基となっている様だ。スープを一掬いすると得も言われぬ鶏の旨味と優しく円やかな塩分が口に拡がる。
麺は鮮やかな黄色の低加水ストレート麺で茹で方は中庸よりは硬めといったところ。細くて縮れがないのにスープの持ち上げは良好であり、絶品の鶏スープとのマッチングはこれまた良好だ。小振りのモモ・チャーシューは柔らかすぎずパサ付かず、これまた絶妙な仕上がりで美味しい出来だ。茹で上げた桜海老が添え付けられていて、これがなんともはんなりとしたいい風情を醸している。
豚骨魚介やドロドロ系スープが席巻する昨今、鶏スープ一本で勝負する桜らーめんはラーメンの原点を思い出させてくれた。心洗われる一杯だ。
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