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2010年06月05日22:32

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【フード】ゴル麺@横浜

今年の4月にオープンした家系/つけ麺の新店。といっても、湘南方面で手堅い商売を続けている松壱家チェーンが出店した別ブランドである。松壱家はもともとライトで穏健な横浜家系として認知度は高く、藤沢を中心として平塚 http://musicarena.exblog.jp/11549945 辺りなどでのプレゼンスは高いものがある。

場所は横浜駅西口からビブレを尻目にして浅間町方面へ抜ける途中の、東急ハンズ、ヤマハ横浜店などがある、いわゆる裏横浜の入り口あたりに位置する。至近には家系総本山の吉村家があったり、手前のムービル前には大勝軒やたまがったがあったりと割と麺屋は多い立地だが、今風の豚骨魚介つけ麺を食わせる店はこれまではなかった。

店に着いたのは13:30を過ぎていたが、立ち待ちの先客は4名。ガラス窓を通して窺える店内のL時カウンタは満席状態だった。勿論、ゴル麺の食券を夫婦で買って列に並んだのは言うまでもない。ゴル麺=黄金のつけ麺はチャーシュー+味玉+海苔5枚がはじめからセットされた全部乗せメニューで価格はそれなりに高い。松壱屋の醤油豚骨は何度も食べたことがあったがその店がプロデュースした黄金のつけ麺というのは気になる存在だったからだし、そして、昨今では半ばつけ麺(可能なら辛味あり・・)専門と化している家内のニーズにもマッチしていたからだ。

待つこと暫しして店内に引き入れられ、座ってからまた暫し、サーブされた漬け汁は確かに黄金色というか明るい茶色に混濁した綺麗な出で立ちだ。粘性は相当に強く、これは日吉/元住吉・あびすけの超濃厚に匹敵するほどの粘りだ。麺は極太の茶色いもので全粒粉が配合された自家製とのこと。なるほど断面は四角くてちょっとワイルドな感じ、麦の芳香を放つこの麺は食欲をそそる。

ガシガシの麺を漬け汁に浸してから徐に啜るのであるが、高い粘度ゆえ麺と共に大量のスープが持ち上がってくる。凄まじい絡みつきである。スープのベースは紛れもない松壱家の豚骨だが、そこに滋味深い魚介スープがマリッジされているのはすぐに分かった。しかし、豚骨魚介ダブルの王道とも言える、いわゆる派手な「魚粉」臭さは全くなくて、非常にクリーミーで穏健な魚介の効かせ方なのだ。これは行ける。旨味の調和という点においては少々粗野なあびすけなどとは明らかに差異があって、これはとても完成度が高くて賞味に値する一品と言える味だ。

付け合わせのチャーシューは松壱家伝統の柔らかくて旨味の強い、そしてとろける味わいのモモ・バラ混合部位の絶品、味玉は黄身がゼリー状に凝固し、絶妙な塩分を含んだこれまた逸品、通常は家系ラーメンには入らないメンマに関しては思ったより小振りでコリコリとした堅固な歯応えをもった標準以上の品だ。

久し振りに味わう旨いつけ麺だ。この穏健で秀逸、高度に洗練された味を是非とも永きに渡り、目先の流行に左右されることなく継続させていって欲しいと切に願うのであった。


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