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2009年05月17日18:15

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【フード】インディアン蒲田西口店@蒲田

買い物のついでにずっと宿題店となっていたインディアンを初訪問しようと池上線・蓮沼駅で下車。しかし休み・・。日曜は定休日だった。Webなどをよく調べて行けば良かった。が、気を取り直してR25のグルメ検索で調べたら、そこから徒歩5分、蒲田駅へ向かう途中に同じインディアンで西口店というのがあるらしく、こちらは日曜でも営業している模様。池上線と多摩川線が高架になって東急プラザの駅舎へ向かう途中のガード下飲食店街=バーボン・ストリートから一歩アーケード側に入った角にその店はあった。壁向きのカウンターが10席ほどと狭い店だが中は満員で、食券を買ってから暫く待っていた。

頼んだのは「支那そば&カレー」。そう、この店は古来よりカレー専門店でありラーメン(支那そば)はサイド・ディッシュだったのだ。しかし、そのスープ代わりとされてきたラーメンの人気が徐々に高くなり、今やラーメン+カレーという外食の王道同士のマリッジを看板メニューとしてサーブしている知る人ぞ知る名店なのだ。

食べ方は至ってシンプル。まず支那そばがサーブされる。それをワシワシと食べ進めていて半分くらい平らげたところでカレーがサーブされるという塩梅。あとはラーメンの残り及びスープとカレーを交互に戴くというものだ。

支那そばは極めて濃く煮出された魚介系スープで、中味は何だろう? 恐らく厚削りの鰹または鯖節混合出汁のイノシン酸系がベースとなり、そこにホタテ貝柱、また昆布のグルタミン酸を強く感じる。鶏や豚は入っていない模様だ。魚介と言っても昨今流行の魚粉臭く味が分離したスープとはまるで違い熟成感と一体感は本物だ。

表面に浮く油は葱油らしい。サーブされた丼には黄金色に輝く透き通ったスープが張られ、その中に黄色い細縮れ麺が収まり良く浮かんでいる。茹で加減は固め、歯触りには強い腰と弾性があってプリプリとした食感は独特。表現は悪いがゴムのような弾性だ。

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濃い風味の魚介、それでいて塩のみで味付けられたシンプルでストレートなこのスープにはこの麺がベストマッチだ。透明で粘性が皆無なさらさらのスープなのだが、この麺と一緒になるとなぜか粘るように持ち上がってくるのだ。これは旨い。

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モモ・バラ混合部位のチャーシューは大判のものが一枚付く。これは甘辛くしっかりと味が付いたものなので薄塩のスープに浸しながら麺と共に頬張ると旨味と強めの塩分が同時に口中に拡がって具合がよろしい。そしてメンマも比較的強く味が付いたもので色は濃く、歯触りはしゃきしゃき。柔らかいホウレンソウのお浸しは思いのほか香りが良くてこれも魚介スープの風味に合っている。

と、絶品の支那そばに舌鼓を打ちつつ中盤に差し掛かった頃合いを見計らって古式カレーライスがサーブされた。殆ど真っ黒と言って良い焦げ茶色のカレーソースはクリーミーで粘性が強く、スプーンから糸を引くくらい丹念に裏漉しされている。一口舐めると、噂通り苦いのである。この苦みはカカオ豆のようでもあり飴タマネギを焦がした時の風味の様でもあり一種独特だ。全般としては欧風ビーフカレーに分類されるソースでありTop'sやホテルのカレーの仲間と言って差し支えはないだろう。

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特徴だが、まずは苦みが立ち、そして酸味と辛味は抑え気味、旨味と甘みは中庸と言ったところ。その分、塩分は割と強めに感じられる。風味から材料を予想すると、スープはフォンド・ボーまたは肉由来のベースにタマネギや人参などの野菜、そして肉類といったオーソドックスな具材を時間を掛けてトロトロになるまで煮込んだものだろう。そしてスパイスだが、まずはオールスパイスとナツメグ、かなり多めのクローブス、そしてコリアンダー、少量のフェネグリークを感じた。インド系のクミンやカルダモンなど刺激のある系列は入っていない模様だ。これはこれで完成された風味だが、これに比肩または凌駕するカレーは世の中にはいっぱいあるだろう。

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不思議なことに、支那そばのスープはこのカレーソースの苦みを中和し、更に旨味を加えるのだ。確かに、カレーソース単体での旨味と甘みは少々不足がちなのだ。ソースとスープがそれぞれ相補的に働くことによりカレーの完成度が一段上がるという仕掛けなのかも知れない。なかなかに奥深い演出だった。

武田流古式カレーライスと支那そばの店インディアン
(蒲田西口店)

大田区西蒲田7-63-10
アクセス:JR/東急 蒲田 徒歩5分
営業: 11:00〜15:00, 16:00〜21:00
定休日: 月曜

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