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2009年03月15日10:32

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【フード】天鳳@六本木

かなり前から知っていたが未訪だった一店。昨日、六本木に用事(後述)があって、その機会を捉えてようやくの訪問。

天鳳は札幌のラーメン横町で創業した「ドラムカンスープ天鳳」の東京の出店で、旧防衛庁時代からここに店を構えていたが、その後、東京ミッドタウンが完成して外苑東通の街並みは変わってしまった。

雑居ビルの一階の迷路の様な通路の奥にあり、表通りからは幟が見えるだけで少々分かり辛いところだった。時刻は12:20位だったためか暖簾を潜ると既に店内はほぼ満席、それでも相席テーブルが2つ空いていて運良く座れた。頼んだのは「一、三、五」という独特の名称の醤油ラーメン。そう、この店は札幌ラーメンではあるがその主戦場を醤油に定めている。この数字の羅列が何を意味するのかは有名なので興味ある人は各自ググってみて欲しい。

スープは、現在流行している動物+魚介のダブルスープ系の元祖的なものといって良い。もの凄く乱暴な言い方をするなら、ライトな家系を更に寝かせて穏やかにしたものに別に低温でじっくりと煮出した魚介・節系をマリッジしたものと言えようか。色は茶色系で乳化して濁っており今の時代の動物+魚介のそれと同系統。出て来た「一、三、五」の丼には分量の少ないスープが張られ、その中に、これまた分量控えめな麺が佇む。

かなり固茹での中細縮れの西山の麺はポキポキとした歯応えの生煮えに近いものであり、マイルドにして濃いめのコクを持ったスープとは合わなさそうだが、これが結構スープを持ち上げて絡み、具合は良好だ。深い旨味。大量に盛られた刻みネギの香りとほんのりと薫る魚介、ドロリとした粘性の動物エキスが渾然一体となって食欲をそそる。このポキポキの麺はここのラーメン http://musicarena.exblog.jp/11102609/ に極めて似ている。

具は小型で厚切りのモモ・チャーシューが二枚、柔らかいメンマが大量に入る。チャーシューは柔らかいのだが昔風の濃い味付けである意味懐かしい風合い。メンマの歯応えがもう少しあれば嬉しいところ。

麺類と同時に頼むライスは無料ということで周囲の多くの客たちはラーメン・ライスを楽しんでいた。今回の「一、三、五」以外には「麺バリ」というメニューがあって、これは更に固茹で、塩分濃いめに振ったバリエーションだ。色は真っ黒で味も相当にきついらしいのであるが、これは富山ブラックに類似の「おかずラーメン」的な愛好のされ方をしているそうで、+ライスは必須アイテムらしい。

なかなかにコクがあって、そのくせ穏やかだがドロドロ、という相反する要素を巧くマッチングさせたこの味はさすが老舗の完成度だと思う。また来たいと思わせる魅力に満ちた六本木のラーメンだった。

天鳳 (てんほう)

東京都港区六本木7-8-5 ロック&ロックビル 1F
03-3404-6155

営業時間: [月〜土]11:00〜23:00[日・祝]11:45〜16:30、17:30〜21:30
定休日: 無休


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