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2008年09月26日11:48

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【オーディオ】欧米のPWMアンプ事情とDIY'erの指向 - 4

かつて一世を風靡したLC AudioのPWMアンプモジュールは、現在の欧米では人気を失ったわけだがその理由は明らかで、LC Audioの創業者であったLars Clausenが古い会社を飛び出てDEXA Technologiesという会社へ移籍し、新しいPWMアンプ・ビジネスを始めたからだ。尚、DEXA http://www.dexawave.com/index.php?page=1 は波力発電を手掛ける環境エネルギーに特化した欧州ならでは企業であり、その関連事業の一つとしてNewCLassDと名付けたPWMアンプを製造販売するようになったのだ。古くはB&O(ICEpower)、Ortfon、ScanSpeak、Peerless、Vifa、またLC Audio、Acoustic Realityなどが群雄割拠する隠れたオーディオ大国であるデンマーク国内で活動する会社がまた増えたと言うことだ。

http://www.newclassd.com/

Webページを見るとすぐに分かるが、やはりここへ移ってもLC Audioと殆ど類似したビジネスを展開していて、PWMアンプ・モジュールと電源レギュレータ、それに付随するパーツ、そしてCDP向けの換装クロックという製品系列を柱としている。PWMアンプ・モジュールは現在のところNCD1という基本モジュール及びこれを改良したNCD4というモジュールをラインナップしている。NCD4は終段MOS-FETにより小型のものを採用しスイッチングノイズのEMI輻射を減少させ、かつ電力効率を改善、そしてトータルの高調波歪も減少させているという。確かに値段も高い。

この製品のスペックを見る限りではLC AudioのZAP Pulse2.3SEの後継という気がするのだが、ボードの実装は大きく異なるようだ。謳い文句はフル・ソフトウェア・コントロール、即ちATMEL社のAVRマイコン・チップであるATtiny13(DIP8PIN)を用いた内部動作監視・制御を行っているという点だ。このソフトウェアは電源電圧、出力電流、DCオフセット、電源のパンピング効果、発振周波数、基板の温度などを監視・制御し、シリアルインターフェースを介してPCで殆ど全ての内部パラメータを読み取ることも可能という。

どういった実装方式でPWMアンプを実現しているかは技術的には興味引かれるものがあるが、実際に出てくる音はどうかというと採用されているテクノロジとの相関性はあまり高くないと思われる。しかし、DIY'erの集うBBSなどでは概ね好評のようであり、前述のHypex UcDとの比較においても様々な感想が寄せられているようだ。

日本国内におけるDEXA製品は、LC Audio時代からの流れでやはり広島のサウンド・デン(デンテック)がTweakキットと共に販売されている。値段は個人直輸入するより遙かに高価だ。

ここへ来て、まだ広く知られていないPWMアンプ・モジュールが見つかって、目下気になっている存在。これを製造・販売するのは常連の北欧の会社ではないのが意外なことだった。これに関してはまた次の機会に紹介したい。
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