mixiユーザー(id:3696997)

2008年03月03日15:20

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【音楽】Bruckner: Sym#3@Simone Young, Hamburg PO

エームズの新譜から、シモーネ・ヤング/ハンブルクPOのブル3だ。ブルの交響曲は長いのと旋律進行が緩慢なのとで自分的には鬼門の一つなのだが。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2592083

Bruckner: Symphony No.3 wab 103 (original version 1873)
�� Gemäßigt, misterioso
�� Adagio. Feierlich
�� Scherzo. Ziemlich schnell
�� Finale. Allegro

Simone Young / Philharmoniker Hamburg

これは初稿を使用ということでワーグナーに献呈された有名な版。それで途中でワルキューレやトリスタンとイゾルデの旋律がちょくちょく出てくる。数年前に読響が初稿をやっていた気がするが録音としては多くはない気がする。

ヤングのこのブル3は前回のブル2と同様に端正でなめらかな解釈だ。アゴーギクを殆ど使わない一定テンポのリード、またヴィブラートの使用も僅少であって、まぁ、言うならばピリオド・アプローチ的なブルックナーだ。そのためかやはりユニゾンもポリフォニーもとても美しい出来映えとなっている。

しかし器楽配列は一般的なストコフスキー配置で奇を衒った音はしない。かといって冷涼な演奏ではなく、最終楽章中盤の緊迫した盛り上がり、そして全奏部へ向けた堂々たる展開は小気味よい。なかなか聴かせる演奏である。これなら眠らずに済む、とは言い過ぎか。

野太くてロマンティックな揺動を伴うダイナミックな演奏に期待する向きにはお薦めは出来ないが、腰を落ち着けてスタンダードな解釈を聴きたいという向きには好適だろう。

(録音評)
BMG OEHMSレーベルのSACDハイブリッド、OC624。録音は2006年10月15,16日、場所はハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)でのライヴとある。

CDレイヤーのみ試聴。最初は腰高で落ち着かない音質だと思ったが数分して追従し始めた模様。艶消し・隈取りなしの等身大でオケが描かれるのは前作のブル2と似ているが、サウンドステージの奥行きと広がりは今作が圧倒している。また、ライヴ収録なのだが極めてS/Nが高く、演奏/録音ともに秀逸だ。DSD録音らしく、マスタリングは例によってPolyhymnia Internationalの担当だ。

とにかく美しく格調の高い録音であり、オーディオ的には何一つ瑕疵のない完成度の高い仕上がりだ。あらゆる交響曲がこの程度のクォリティで収録されているなら文句はないのだが、世の中そう上手くは行かないようだ・・。
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