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2006年10月11日09:55

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【音楽】ハルサイ他@サロネンLPO

今日はこれ。先日、渋谷HMVのSACD売り場に積まれていて試聴機にもセットされ、生意気にもSACDランプが煌々と点灯していたのでちょっと試聴し、凄く鮮明な音だったので即買いしたもの。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000F39M9W

・ムソルグスキー:『禿山の一夜』(オリジナル版)
・バルトーク:『中国の不思議な役人』組曲
・ストラヴィンスキー:『春の祭典』(1947年版)

 ロサンジェルス・フィルハーモニック
 エサ=ペッカ・サロネン(指揮)

禿山/マンダリン/ハルサイと、大変にポピュラーな名曲を並べたサロネンLPOのプロモーション・ディスクといった風情のSACD/CDハイブリッド盤であり、聴いたのは例によってCDレイヤーのみ。SACDレイヤーの音質はヘッドフォン越しで聴く限りは素晴らしかったがCDレイヤーも負けず劣らず素晴らしい。

私が買ったのは輸入盤だが、国内盤もあるようだ。

http://www.amazon.co.jp/gp/product//B000HOJDHA

この、国内盤のカスタマーレビューが興味深い。というか、私と全く同じ感想を抱いている人がいたと言うことにちょっと親近感を覚えた。

これ、マンダリンとハルサイに関してはブーレーズの解釈と瓜二つである。聞き比べたのだが音質以外は殆ど同じ解釈といって良いほど似ている。控えめに加えられるデュナーミクやフレーズ間をアチェレランドで駆け抜ける速度までが殆ど同じなのである。

蒼白い炎が立ち上るタイトでスマート、冷静な演奏であり、LPOの集中力と静謐な音響パワーはCSOブーレーズに比肩するほど冷静で精緻だ。今までのサロネンのように赤熱したエネルギーが迸る演奏を期待する向きには失望感があるかも知れないが、個人的にはブーレーズ的現代解釈に振ったこの盤は好感度が大である。

これらの演奏については模範的で素晴らしいとしか言いようがないくらいスタンダードで現代的なものだ。マンダリンには例によってオルガンがモチーフとして少々入っている。が、音はごく控えめ。

(録音評)
2006年1月、LSOの新本拠地であるウォルト・ディズニー・コンサート・ホールでの収録。トーンマイスターはお馴染みのRainer Maillardである。

この盤はSACDハイブリッドであることからDSDレコーディングの可能性がある。そのためかどうか分からないが4D録音のクレジットはない。

この2003年落成の新しいホールの残響はとても美しく現代的だ。ゴージャスといわれるウィーン楽友協会大ホールの残響と比較すると音色が大変明るく、楽器音がディレーを伴って広範囲に飛散する独特の空間感が素晴らしい。ある意味、現代風のゴージャスさを湛えた素晴らしいホールである。

楽器自体の音色も美しく、弦・管とも素晴らしい。定位は4D録音と同等の精密さである。ブラスセクションから放たれるビーム照射が眩しいくらいブリリアントであり、グランカッサやコントラバスはタイトでギリギリに締め上げられた筋肉質のもので淀みは全くない。恐らく並の装置では低音が全く出ていないように感じられるかも知れない。

近現代ものの名曲が三つ並んだこのCDはこの時代の音楽への入門編としては最適。また、オーディオにうるさい人にも是非ともお薦めしたい必携の一枚だ。
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