スタインウェイ・レジェンズ・・・・クラシック界の老舗2つのコラボレーションで、スタインウェイ(世界一のピアノメーカー)とユニバーサル3大レーベルDG、DECCA、PHILIPSがリリースしたゴージャスなピアノ・アルバム集の企画第一弾。初めてCD化された音源まで含んだこだわりの選曲。
違う巻に同じ作品が選ばれており、同じスタインウェイがアーティストによってどう響くかを比較できるなど、興味深い構成だ。
第一弾として、ウラディミール・ホロヴィッツ、マウリツィオ・ポリーニ、ウラディーミル・アシュケナージ、クラウディオ・アラウ、そして内田光子がリリースされている。
また、最近になって第二弾としてマルタ・アルゲリッチ、エミール・ギレリス、ヴィルヘルム・ケンプ、ベネディッティ・ミケランジェリ、そしてアルフレート・ブレンデルがリリースされた。
それぞれが二枚組で旧音源や未発表発掘音源などからなる貴重なものだ。ピアノ曲の歴史と歴代の巨匠達の楽想を知る上では大変に価値あるシリーズだがHMVの輸入盤20%ディスカウントが効くので値段的には随分と安く、一枚当たり1000円を切る。
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J.S.バッハ:いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV659
D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ホ短調 K380
リスト:忘れられたワルツ 第1番 嬰へ短調 S215
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K333
シューベルト:楽興の時 第3番 ヘ短調 D780
リスト:コンソレーション 第3番 変ニ長調 S172
ショパン:英雄ポロネーズ 変イ長調 作品53
ショパン:マズルカ イ短調 作品17-4
ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
シューベルト/リスト:小夜曲 S560
リスト:即興曲 ”夜想曲” 嬰へ長調 (1872)
モシュコフスキ:練習曲 ヘ長調 作品72-6
モシュコフスキ:8つの性格的小品より「火花」 作品36-6
良くも悪くもホロヴィッツだ。これぞ超絶技巧というべき高速スケールによる目にも止まらぬ駆け抜けるパッセージ、嫌らしさを通り越した過度の情感の移入・・・、どれをとっても往年のホロヴィッツがそこにある。
シューベルトの楽興の時は意外にもすっきりと爽やかに弾いており、これは流石のホロヴィッツも、お得意のルバートの掛けようがなかった様子だ。
ショパンの3曲は、現代風解釈からすれば亜流中の亜流と分かりつつも効かされてしまうのはホロヴィッツならではのマジックといわざるを得ない。ファンもアンチも楽しめるであろう。
最後のモシュコフスキーは笑う事しかできない駆け抜ける愉快さだ。
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