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2006年09月01日10:30

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【音楽】惑星@ラトルBPO

今日はなにかと話題の二枚組のこれ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GALFPI

ホルスト:惑星(マシューズ:冥王星付き)
その他、宇宙絡み

サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー

発売時にHMVの店頭で平積みされているのを思わず手にして買ってしまったが、何故か今まで封も切らずに放置していたもの。聞かずに積んでいる間に冥王星が惑星から外されてしまったという不遇のラトル再録音盤「冥王星付き」惑星である。ラトルはずっと以前に惑星をフィルハーモニア管と録ったが、あれも良かった。

演奏はラトル独特の軽いアチェレランドを伴っているが実にモデレートで精密感溢れるものだ。テンポは初録音より多少は速いが、極めて速いというわけではない。極端なルバートもなく、間延びしたダルな雰囲気は皆無である。

惑星は、これまた録音の多い曲であり、玉石混淆、元々ピアノ連弾曲として書かれているためか鍵盤楽器のものもシンセサイザーのものもあり、それこそ多種多様な録音が世に存在する。その中でも王道を行くオケもので最新録音の決定盤が欲しいとは思っていたところ。

BPOの、例によって冷気を伴った青光りする弦、ソリッドで先鋭的な管が大炸裂する横綱級の堂々たる演奏で、何にも阿ることのない孤高の名演と言って良い。

常に話材とされる木星・第二主題のVn、Va、Vcはまるで歌手が歌っているような馥郁たるヴィブラートが掛けられていて、その振幅の大きさ、ユニゾンの美しさは目を見張るばかりである。コリン・マシューズの冥王星はちょっと寂しく儚いが全体にマッチする良い演奏。

(録音評)
昨今のEMIクラシックスは音質が際立っていて目(というか耳)が離せない。これもその例に漏れず素晴らしい録音である。フィルハーモニック・グロッサーザールの硬く少なめの残響と相俟って、精密機械のようなBPOの楽器群が細密画のように録られている。まさに息を呑む温度感の低い超優秀録音である。

巨大ユニバーサル帝国に対し果敢に意欲作をリリースしてくるEMIのCDは最近我が家では増加傾向である。
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