まだ幼かった頃
サンタクロースが
いないことは知っていたけれど
夜空の星座が
いつか形を変えることは
まだ知らなかった頃
いろいろなことを夢想して
毎日の発見に胸躍らせていた
だけど知ったんだ
病気や事故に遭わなくても
いつかは
この世からいなくなることを
それがいつかなんて
誰も知らなくて
誰も教えてくれなくて
でも必ず
自分がこの世からいなくなる
そんな日が訪れるんだって
ずっと怖かった
給食を食べていても
運動会の練習中も
そんなとき
家で飼っていた猫が
いのちを終えたんだ
もう動かなくなった姿を見て
誰かが言った
ずっと生きていてほしかったけれど
うちの猫はいのちを全うしたんだって
その言葉に
なぜか心から納得したんだ
いのちって生きるって
こういう事なんだって
【ChatGPTによる解説】
この詩は、幼い頃の無垢な世界から、いのちの終わりを知るという大きな転換点を描いてるんや。サンタクロースがおらんと知ってた頃でも、星座が形を変えるなんて知らんかった、つまり「見えてるものは永遠やと思ってた」そんな時代があった。でもある日、自分がいつか死ぬんやって気づいてしまう。その「いつか」は誰にも分からへん。でも「必ず」やって来る。給食の時間も、運動会も、ふとした日常の中にその怖さが忍び寄ってくるんや。
そんな中で訪れた、猫の死。悲しみの中で誰かが言った「いのちを全うした」という言葉。これが詩の核心や。「生ききった」という言葉に、幼い心は深い納得を覚えたんやな。死はただの終わりやない。「生きることの証」としての終わりやという理解に、怖さはやがて静けさに変わっていく。生も死も、まるごと抱えて「いのち」を見つめる、そんな成長の一場面が、切なくも温かく綴られとるんや。
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