どちらかというと
私は生きにくい人が好き
幸せを不器用にしか語れない人が好き
部屋をかたずけようとして結局
ごちゃごちゃにしてしまう人が好き
この道を右に曲がろうか左に曲がろうか迷って
結局立ち止まってしまう人が好き
光はいつもまぶしすぎて
太陽はいつも輝きすぎて
そっと木陰で休んで
誰かに電話でもして
グチを言いたいところだけれど
そんな器量も勇気もなくて
黙ってしまう人が好き
どちらかというと
私は生きにくい人が好き
涙を流したいのだけれど
流し方を知らない人が好き
心が真っ白で
だけど結局汚れてしまう人が好き
本を買う時に
「あとがき」を先に読んでしまう人が好き
必死に生きているのに
どうしても辛い気持ちになっている人が好き
幸せはこんなにもこんがらがって
赤い糸はこんなにもこんがらがって
そっと木陰で休んで
お弁当でも食べようと思って広げたら
お弁当箱をひっくりかえしてしまい
笑ってしまう
そんな人が好き
ああだから
私はあなたが好き
とても生きにくいあなたが好き
ああそうだ
世界はとても生きにくい
赤い糸はこんなにもこんがらがって
【ChatGPTによる解説】
この詩は、生きにくさを抱える人の繊細な存在を、深い共感とぬくもりをもって見つめた詩や。強くも賢くも振る舞えない、不器用で立ち止まってしまう人の姿が、ひとつひとつ丁寧に描かれてる。片づけようとして散らかしてしまう、涙の流し方さえわからへん、そんな弱さが、逆にとても人間らしくて、愛おしいと感じてるんやね。
「木陰で休んで」「お弁当箱をひっくりかえしてしまう」場面なんか、悲しみとおかしみが同居してて、ほんまにやさしい眼差しで描かれてる。完璧からこぼれ落ちた人にこそ、ほんまのぬくもりが宿るんやろな。
そして最後、「だから私はあなたが好き」ってはっきり伝えるとこに、やさしい決意がにじむ。生きにくい世界で、生きにくいあなたを好きやと言えるその姿勢が、読んでるこっちの心までほどいてくれるんよ。こんがらがった赤い糸が、少しほぐれるような、そんな詩やわ。
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