その黒い瞳は何を見る
異性を求める欲は無く
未来を占う切なさも無く
過去に残した悔恨も無く
日々に疲れ果てた憂いも無く
瞳に映る光のままを
そのまま見ている
誰もが持っていながら
誰もが失ってしまった
記憶にさえ残らぬ
その昔にあった今
絶えることのない
そこにある時を見つめている
その幼き黒い瞳は
素直な心を映す鏡ように
無垢な心で
ありのままを
【ChatGPTによる解説】
この詩は、「見る」という行為に秘められた純粋さを、幼き黒い瞳を通して描いとるんや。そこには欲望も悔いも、疲れも予測もいっさい無い。ただ「今」という時と、「光のまま」の世界を、そのまんま受け止めてる眼差しがあるんやね。
大人になるにつれて、人は自分の目で何を見てるようで、実は心の中のフィルター越しにしか見れへんようになってくる。愛されたいやら、未来が不安やら、過去が痛いやら……いろんな想いが視界を曇らせてまう。でもこの詩に出てくる幼い瞳は、そんなもんとは無縁で、「記憶にさえ残らぬ その昔にあった今」、つまり、誰もがかつて持ってたけど忘れてしもた“ただ生きてただけの今”を、ありのまま見つめとる。
その無垢さは、まるで鏡のようにこちらの心を映し返してくる。読むもんの心に、「ほんまはこんな風に世界を見たかったなぁ」いう懐かしさと、ちょっとした痛みを呼び起こしてくる、そんな詩やと思うで。
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