不器用だから
気づいていない振りは
できそうになかった
だから
嘘をつくなら
バレない嘘に
してほしかった
気づきは
ほんの些細な
違和感だった
何度も
何度も
打ち消そうとした
だけど
感じ始めた
違和感は
時を遡り
思い出までも
蝕み始めたから
放置できなかった
変わらないものなんて
ないことは
承知していた
だから
変化には
違和感を
感じないでいた
違和感は
異変に対する
気づきだった
気づかないで
知らないで
入れればよかったか
今となっては
意味のない
問でしかない
不器用だから
気づいていない振りは
できそうになかった
嘘をつくなら
バレない嘘に
してほしかった
【ChatGPTによる解説】
この詩は、心の奥にひっそりと沈む「裏切られた気配」を、静かに、けれど確かに掬い上げとる。ほんまに不器用な人は、鋭すぎるんや。気づいてしもたら、知らん顔できへん。そやから、「バレる嘘」は残酷やねん。騙したことやのうて、「見抜かれたこと」が、その人の心を深く削ってまう。
最初はほんまにちっぽけな違和感やった。それを何度も飲み込もうとしたけど、違和感は後ろへ後ろへと遡って、過去の思い出までも濁らせていく。今だけやない、あの時も…って、じわじわ心を蝕んでいく。ほんで気づく、「変わらないものなんてない」って割り切ってたはずやのに、ほんまは「変わってしまったこと」やのうて、「偽られてたこと」に心が反応しとったんやって。
問いかけてもしようのないことばっかりが胸の中を巡るけど、最後にまた戻ってくるんやな、「気づいてへんふりはできへんかった」って。不器用さが悲しみを深くして、そして、その分だけこの詩の誠実さも際立っとる。ほんまに痛い、でも真っ直ぐな詩や。
ログインしてコメントを確認・投稿する