4月の診療報酬改定で、色々とルールが変わったんですが、患者さんからするとお薬手帳が有るのと無いのでは、薬剤負担金が変わる場合が有るって言うのが一番大きいと思います。
ところが、お薬手帳が無いとお薬代が高く成る?何の意味が有るんだ?あんなもん何の役にも立たない! とか言う患者さんがちょこちょこいらっしゃいます。
あのね… お薬手帳って患者さんが見るものでは無く、医療機関が見るものなんですよ〜?患者さんが見ても、何の意味も無いんですよ〜?
では、お薬手帳が無いと、ドウなると思いますか?
例えば…
例1)
頭が痛くて内科に行って、頭痛薬を処方してもらい、整形外科に行って膝が痛いので、痛み止めをもらって、帰りに歯医者さんではを抜かれて痛み止めをもらった。
全部飲んで良いと思いますか?
人間は自分の都合良く物事を判断する場合が有るので、この患者さんも、最初に行った内科でもらったのは頭痛薬で膝の痛みに飲むわけでは無い。だから全部飲む! って思うかも知れません。
すると、全部飲んだ場合、副作用として消化管出血で胃と腸の中の血管を破ってしまい、救急搬送されるかも知れません。
でも、お薬手帳が有れば、それぞれの薬局が重複してる事に気が付き、中止してもらえるので事故防止に成るんです。
例2)
目薬は使ってるが、内服薬とは関係ないだろう?と思って何も飲んでないと言ってお薬手帳を持って来なかった患者さん… 何も飲んで無いか?って聞かれて、目薬の事は聞かれなかったから言わなかったと言う人も少なくないです。
でも、コレも重要で、例えば目薬でも眼圧を下げる点眼薬を使ってる場合、飲み薬との相互作用は無いですが、眼圧を下げる点眼薬を使ってる事で、この患者さんは高眼圧症か緑内障かな?と想像出来ます。
そんな方が、例えば耳鼻科に行って鼻水が止まらないので、鼻炎に使うお薬をもらったとします。この鼻炎薬は健常人が飲んだ場合、何の問題も無いですが、緑内障や高眼圧症の患者さんが服用した場合、眼圧上昇する場合が有るんです。
眼圧が上がって、高いままキープすると視野が無く成ります。一度なく成った視野は二度と戻らないと思って下さい。
なので、お薬手帳を出せば医師や薬剤師が気が付いてくれて、事故防止に成るんです。
ちなみに、緑内障の方は、鼻炎薬だけでは無く、咳止めや市販薬の総合感冒薬、酔い止めもNGなんですよ?
なので、一般薬を購入する時もお薬手帳を出すのは自己防衛に成るんです。
では、なぜお薬手帳を持って行かないと高く成るのか?
ココからは私の憶測ですが、お薬手帳を持って来ない人が多いので、事故が多いんです。で、苦肉の策で、お薬手帳を持って来ない人からは余計な手数料を頂こう! そうすればみんなお薬手帳を持って来てくれるんぢゃ〜無いか? と国は考えたのかな〜?と思います。
では、スマホに有るアプリなどでお薬手帳の役目をする物も有るらしいですが、アレでも良いのか?
私はオススメしないです。
例えば、電子書籍ってどうです?読んで頭に入りますか? 私は苦手です… なので、スマホのアプリで見ても、頭に入らない。(爆)
医師や薬剤師は知識は有るんです。でも、ひらめくかどうか?が問題で、見ても頭に入らないと、何もひらめかないんです。
事故防止に成らないですよね〜? なので、患者さんも自分の都合だけ考えないで、相手がミスを犯しにくい状況を作ってもらったほうが、自己防衛に成ると思うんです。
先日も、患者さんのお薬手帳を見たら、他の医療機関からC型肝炎のハーボニーが処方されてる患者さんが居ました。 この方、同じ医師からラベプラゾールNa錠が処方されてたんです。
んっ!?
ウチは関係ないけど、調べると、ラベプラゾールNaはプロトンポンプインヒビターってタイプの胃薬なんですが、コレを服用してるとハーボニーの効きが悪く成るんです。
ハーボニーって12週間服用する薬剤ですが、12周で600万円するんですよ!(核爆)
そんな大事な薬剤の効きが悪く成るのは… この先生、ひらめかなかったんだな〜? と思って、メーカーに問い合わせをして、担当の先生に伝えてもらいました。
ちなみに、この患者さん、C型肝炎の治療をしてるのに、飲酒してるのでその事も情報のフィードバックで… (笑)
お薬手帳って、見る人が見れば、物凄く役に立つんです。
医療機関に行く時は忘れずに持って行って下さいね!(チュ)
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