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2006年08月09日09:29

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【音楽】チャイ6@チェコフィル@マーツァル

昨日の続きでズデニェク・マーツァル指揮チェコフィルでチャイ6悲愴。これもチャイ5と連続する如何にもチェコフィルの美点が光る優秀録音だ。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0009XE7HK/503-2416567-2696701?v=glance&n=561956

今年春、アレクサンドル・ラザレフが読響を振った演奏

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=134577923&owner_id=3696997

を聴いたが、あれはやはりスラブの血が入った力強いマーチのような悲愴だった。が、マーツァル/チェコフィルはスロヴァキア民謡というか舞踏する悲愴だ。

巧く言葉では言い表せないが、特に3楽章はスラブ的に飛翔すると言うより、たゆたうような憂愁が支配する、言うならばスメタナのモルダウの様な揺らぎを取り入れたチェコフィル独特の解釈なのである。マーツァルは過度なルバートを排しつつも求道的になりすぎることもなく現代に乗り出した新世紀のチェコフィルの強点を確立していると言える。

(録音評)
エクストンのSACDハイブリッド、チャイ5と録音コンディションはほぼ同じ。素晴らしいホールトーンで、チャイ5よりは多少太めに感じられるその音像はチェコフィルの燻し銀の弦を隈無く描き出している。最終章フィナーレ、漆黒に消え去る命運を断ち切ったかの如くのVc、Cbが妙に鮮明で印象的。これら楽音がこときれた直後から訪れる闇の静寂が再生出来るかどうかが究極の命題だ。
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