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2006年07月18日15:59

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【音楽】グリーグPコン

Grieg Piano Concerto in A minor Op.16

ご存じ、超有名なピアノコンチェルト。以前に、ボッシュ交響楽団が果敢に取り上げた曲だ。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=149277833&owner_id=3696997

例によって解説:

エドヴァルド・グリーグのピアノ協奏曲イ短調作品16は、グリーグの作曲した唯一の協奏曲。1868年、デンマークのSollerodに訪問している間に作曲された、グリーグの初期の傑作である。

グリーグはその後出版社からの依頼を受け、1883年ごろに2番目のピアノ協奏曲を書こうとしたが書き上げられず(スケッチが残されている)、代わりにこの曲に何度も改訂を行っている。現在演奏されるのはグリーグの最晩年である1906〜1907年頃改訂され、1917年に出版されたもの。初期版と曲想の大きな違いはないが、楽器編成が異なり、独奏と管弦楽譜で400か所以上の変更点が見られる。

数あるピアノ協奏曲の中でも、非常に人気のある曲である。

第一楽章 Allegro molto moderato イ短調 4/4拍子 ソナタ形式

印象的なティンパニのクレッシェンドに導かれて登場する冒頭のピアノの流れ落ちるようなフレーズは、「悲劇」をイメージさせるBGMとしてテレビなどでもしばし使われるなど非常に有名である。これは、フィヨルドの注ぐ滝の流れを表現したものともいわれる。第1主題は、オーボエからチェロに引き継がれる素朴な形で現れる。第2主題はいかにもグリーグらしい「静かに歌うような」旋律である。終結部のカデンツァでは、第1主題を分散和音で彩りながら、冒頭のフレーズを再現して終わる。

第二楽章 Adagio 変ニ長調 3/8拍子 複合三部形式

しばらく弱音器をつけた弦楽器が、柔らかい旋律を奏でる。第2部でようやく現れるピアノのパートは、この旋律を受け継ぎなら発展されるパッセージであり、印象的である。第3部は、現にピアノが加わった形で、最初の旋律が盛り上がり、静かに消えていく。

第三楽章 Allegro moderato molto e marcato イ短調 2/4拍子 ロンドソナタ形式

第二楽章とうってかわって、軽快だがやや大規模な楽章である。中間部では独奏フルートが3連符を含む叙情的な第2主題を歌い上げる。終結部は、この第2主題を管弦楽とピアノで合奏し壮大な効果を上げる。

で、CDだが、不思議なことに良い録音が見あたらない。このところずっと廃盤の紹介をしてきたので今回も廃盤で行く(^_^)(^_^)。

http://music.yahoo.co.jp/shop/c/10/coco75258

ダルベルト(ミシェル)、フィルハーモニア管弦楽団
指揮: ポミエ(ジャン=ベルナール)

ダルベルトは有名なピアニストではないが、この演奏は割と良い。解釈は比較的リベラルだ。有名ではないが実はポリーニ級の超絶技巧の持ち主であり侮れないのである。

この曲はあんまり冷徹に真面目に弾いても面白くはないだろう。ある種の民族音楽的要素と冷涼な北欧の情景描写を切々と弾き込まなければグリーグPコンの良さは出ない。さりとてオーバーアクション気味なスーパーテクニックのひけらかしや過度のテンポ・ルバートもまた鼻につく。

(録音評)
これはDENONレーベルであり、プロデューサーも録音エンジニアも日本コロムビアの社員、即ち日本人の手によるものである。当然にしてDENON-PCM録音である。場所はアビーロードスタジオで、あのムーツァルトと同じ収録場所。1991年6月19日とある。音質は素晴らしいものがある。硬質で艶消しのその肌触りは気を衒ったところが無く非常に生真面目。悪く言えば面白味に欠けるとでもいうべきか。

このCD自体は廃盤だが、ベートーヴェンPコンとカップリングされたものが新たに再発されている。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00009SF25/249-0902109-3097923?v=glance&n=561956

録音自体は紹介のものと同じもの。但しDENONレーベルではなくコロムビアミュージックエンタテインメント・レーベルである。このページの評価は高いみたいだ。
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