”は〜るのー、うら〜ら〜のー・・・”と言えば、この前テレビのクイズ番組でイントロ当てみたいなことをやっていて、だみ声で頭の悪そうな中年お笑いタレントが「隅田川!」と答え、(○`ε´○)ぶーっ出しされていた。誰でも知っている滝廉太郎の「花」である。
今日はその花ではなく、また、マラ1の花の章の話しでも、またCDの話しでもない。
【ランゲ】花の歌
隣家の小学生の娘さんが最近練習を始めたようでたまにポロポロとつまずきながら練習しているのが聞こえてくる。とても懐かしく、また甘酸っぱい思い出が去来するのだ。ここのところこの娘さんはツェルニー#100併用のブルグミューラーが終わったのか色々な作品をもらっているようだ。
ランゲとはどんな人か? ウィキペディアにはほんのちょっと出ている。
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グスタフ・ランゲ(Gustav Lange 1830年8月13日 - 1889年7月20日)はドイツの作曲家。プロイセン王国ザクセン州エアフルト近郊のシュヴェーアシュテットに生まれ、ヴェルニゲローデにて逝去。
驚異的な数の作品を生み出したが、そのほとんどが軽やかなサロン小品である。とりわけ2つのピアノ曲、《エーデルワイス Edelweiss》作品31と《花の歌 Blumenlied》作品39が有名だったが、《花の歌》は今日でも人気を保っている。
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懐かしさの余り、あれ無かったっけ・・・? って事で倉庫を漁ったら全音の茶ばんで薄汚れたピアノピースが出てきた。家族に隠れて特製紙鍵盤に向かって弾いてみた。私の頭のシンセサイザFM音源が総動員して花の歌を弾く(^_^)(^_^)。
ヘ長調6/8拍子、楽想記号にLento Moderatoとあるから、遅く、時に中庸な速度で、ということだが・・。左手は三音スラーの連続で素朴なのだが、なかなかにピアニシズムを感じる。さて冒頭だが、”ミ”のアウフタクト(いわゆる弱起)で始まる。こういったところが心憎いサロン風と言われる所以なのだろう。
現在はどうか分からないが、ピアノに少しでも心得のある人の間ではこの曲は非常にポピュラーなのではないだろうか? あちこちのピアノ教室の発表会でも必ず弾かれた。
すらっと痩せた美形のお嬢様がびらびらフリル付きのロングドレスで登壇し、華奢なその二の腕と長い黒髪を左右に振り動かしながら懸命に弾く、というイメージ。で、このパターンの場合、まず間違いなく下手くそである(+。+)アチャー。 いや、ミスタッチが多いとか楽譜通りじゃないとか、そう言うことではない。この曲は譜面読解上の難易度は低い。要は簡単なのだ。深窓のお嬢様の弾く花の歌は決して間違えたりはしない。でも、音楽になっていないのだ。
花の歌に関して、私には確信に満ちた暗示体験がある。それはまだ自分が故郷で小学生だった頃の話し。遠藤郁子のピアノリサイタルが田舎の公会堂で行われた。市の教育委員会の計らいで小学生が数多く座席を占めていた。自分もその内の一人だったのだが・・・。遠藤がそれを知っていたか否かは分からないが、アンコールで弾いたのがランゲ・花の歌。Lento Moderatoではなかった。allegretto か allegro moderato 位の快速でバリバリにルバートを掛けまくり、鮮やかに弾き抜けたのだった。なるほど、こう弾くんだ・・、と子供心に確信した。
それ以来、誰が弾く花の歌も上手には聞こえなくなっていったのだ。そして間もなく自分にも順番が回ってきた。その時渡された楽譜というのが、この茶ばんだピアノピースというわけだ。
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