サティが続いた。今日も仏もので、ラヴェルのダフニスとクロエ。バレンボイムがパリ管をやっている頃のもので相当に古い。まだあるのかな? って見てみると・・・。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00067SR7K/250-3288719-6063405?v=glance&n=561956
ジャケットが替わってしまっているけど往事の録音のまま(ハイビットでリマスターされてるかもしれないけど)辛うじてあるみたい。でも、このプレスも残り少ないみたい。ジャケの下の天使の絵は私が持っているCD初版と同じだけれど上の1/3の白帯は付いていない。
ダフニスとクロエとは・・・、ウィキペディアから拝借。
−−−−−
1. 『ダフニスとクロエ』(Ποιμενικά κατά Δάφνιν και Χλόην、もしくは Δάφνις και Χλόη 英語表記では Daphnis and Chloe)
2世紀末から3世紀初め頃の古代ギリシアで書かれた恋愛物語。ロンゴス(Λόγγος 英語表記では Longus、生没年不詳)作と伝えられているが、作者に関することはほとんど何もわかっていない。全4巻がほぼ完全な形で現存しており、エーゲ海に浮かぶレスボス島の牧歌的な情景を舞台に、少年と少女に芽生えた純真な恋とその成就が、恋敵との諍い・海賊の襲撃・都市国家間の戦争などの逸話を絡めて、抒情豊かに描かれている。邦訳は岩波文庫に『ダフニスとクロエー』(松平千秋訳)がある。
ゲーテがこの作品を賞賛していたことが知られているほか、三島由紀夫がこの作品に想を得て小説『潮騒』(1954年)を執筆している。
2. 『ダフニスとクロエ』(Daphnis et Chloé)
モーリス・ラヴェルが作曲したバレエ音楽および同名の管弦楽曲。バレエ音楽は、ロンゴスの『ダフニスとクロエ』をもとにした全3場から成る作品で、ロシア・バレエ団により1912年にパリのシャトレ劇場にて初演された。管弦楽曲は、ラヴェル自身がバレエ音楽を編曲した作品であり、第一組曲(1911年初演)と第二組曲(1913年初演)が作られたが、現在演奏されることが多いのは第二組曲である。
−−−−−
ペトルーシュカの時にも書いたと思うが、あれと同じパターンでロシア・バレエ団のセルゲイ・ディアギレフから委嘱されて作曲されたとされる。
このCDは1トラック目がボレロで、他には交響詩「海」、牧神の午後への前奏曲がカップリングされていてラヴェル/ドビュッシーのフランス楽派入門盤といった風情である。
瞑想的でロマンチックなおかつ写実主義的な精緻な描写が楽しめる「夜明け」、リリカルで謎めいたラヴェルらしい転調と移調が随所の重層的なシンコペーションでもって展開される「パントマイム」、劇的でまさにラヴェル舞台音楽の真骨頂ともいうべき「全員の踊り」は、まさにズンズンと突き進む狂喜乱舞の絶頂だ。これまたバレエは見たことがないのだが舞台が目に浮かぶような(ホントか?(^^ゞ )佳曲だ。バレンボイム(およそパリには似合わないと思うが・・)が、というよりも、パリ管の宝石の如く煌めく正統フランスっぽい演奏が実に素晴らしいし、あちこちで不意に登場するソリストたちの悠然たる美技も必聴ものである。この頃のバレンボイムは全般的に不評だったのだが、パリ管自体のスキルが低迷していたわけではないことを証明している一枚。
(録音評)
交響詩「海」以外は1981年のデジタル録音。海は1978年のアナログ録音だ。このアルバムは最初LPで持っていたが廃棄してしまい、その後CDプレーヤーを導入した時にふと聴きたくなって買い直したもの。四半世紀以上前にデジタル録音されたものがこうして21世紀になっても聴けるというのは有り難いものだ。音は、今となっては特筆するほどのものではないが癖のない無難なもの(追補で編集: 、、、と思っていたがもう一度聴き直すと実はもの凄い解像度でビックリ! 各パートがあまりにもリアルに取られていて、どうして現代4D録音に引けを取らないぞ! LPっぽい硬質なギラギラ感はあるものの、これはこれで凄い!)。但しパリ管のド派手な煌めきとダイナミズムはしっかりと収録されている。この頃の日本ではデンオンPCMがその鮮烈な音質から注目を集めていた時期で、グラモフォンもデジタルマスター導入は結構早かった、ということなんだろうな〜。
ログインしてコメントを確認・投稿する