ここのところ何故か美味しい麺に出会っていなくて、思い立ったのが随分とご無沙汰している中々。六角橋ふれあい通りの神大寄りにあるカウンタ全7席という狭小店で、昼間はだいたい一杯になっていて二人揃って座ることがままならない。さりとて仁鍛ほど列を成して並ぶ訳ではないが客は大体いつも入っているという隠れた人気店だ。
ちょっと遅い昼下がりに一人で通りかかったらたまたま先客が一名のみだったのでフラッと入った。厨房では女性スタッフが煮上がったチャーシューの糸を切る作業の真っ最中で、醤油の煮詰まった甘く芳しい香りが漂う。メニューを見ながら塩系にしようと思ったのだが、そのチャーシューの魅力に負けてチャーシューめん(正油ベース)にした。中々の塩ベースにこの豚はちょっと合わないと感じている。やはり塩には蒸し鶏が合う。しかし、ここは醤油+チャーシューでガッツリ行きたい。
待つこと暫し、丁寧な仕事を施された熱々の丼がカウンター越しにサーブされた。牛筋をベースに煮出した清湯スープにはますます磨きがかかっており、一口目からその豊かで滋味深いコクにやられてしまう。以前は配膳時に魚粉投入をしていたようだが、どうもその量は減らしているようで、メインのスープ寸胴に魚介系を混ぜて煮出しているのかもしれない。実に穏やかでまろぶような旨味だ。
うーん、しょっぱい仁鍛に並んで食っている場合ではないw 飽和するほど粉末を投入され茶濁したドロドロスープでなければラーメンではない、的な風潮が強い昨今、中々の正攻法ラーメンはなんとしっとりとそして凛とした佇まいであろうか。湯通しされた青梗菜(ちんげんさい)、歯応えの良いメンマは従前の通り、そして目当てのチャーシューの美味しいこと! とろとろ加減は箸で持ち上げることの出来る限界点ぎりぎり、バラの脂身部分のコラーゲンと赤身部分の蛋白質が極上のハーモニーを奏でている。
麺は中細ストレートで比較的柔らかめの茹で加減はいつも通り。しかし、中々のラーメンは麺がガジガジに堅い必要があるラーメン(=例えば醤油豚骨系、九州系)ではなく、これはこれで柔和なスープとバランスの取れた選択肢だと思うのだ。スープの持ち上げも絡みも良好で、それでいてスープの旨味がけっこう強いので麺が滋味でコーティングされたまま食道を下っていく。
このラーメンはもっと評価されていい気がするがこれ以上混雑されても困ったもの。中々はますますもって健在だった。
よい音楽を聴いて下さい! blogランキングへのご協力依頼:
こちらに行って青いリンクまたは赤いアイコンをポチッ! ヨロシクです!!
↓
http://musicarena.exblog.jp/
ログインしてコメントを確認・投稿する