mixiユーザー(id:3696997)

2006年05月12日14:21

60 view

【音楽】ペトルーシュカとハルサイ

いきなりストラヴィンスキー

昨晩聴いたのはこれ。正確にはこれは再販版であり、私が持っているのは10年以上前に買った初版の方・・・

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006BGRZ/503-8049959-3326346

前半がペトルーシュカで後半が春の祭典と、豪華カップリングである。今日は前半について・・。

ウィキペディアのペトルーシュカに関する作品紹介は何故か妙に詳しいぞ。
−−−−−
『ペトルーシュカ』(露語:Петрушка、仏語:Pétrouchka)は、ストラヴィンスキーの三大バレエ音楽の一つ。おがくずの体を持つわら人形の物語で、主人公のパペットは命を吹き込まれて恋を知る。ペトルーシュカは、いわばロシア版のピノキオであり、悲劇的なことに、正真正銘の人間ではないにもかかわらず真の情熱を感じており、そのために(決して実現しないにもかかわらず)人間に憧れている。ペトルーシュカは時おり引き攣ったようにぎこちなく動き、人形の体の中に閉じ込められた苦しみの感情を伝えている。

ディアギレフのロシア・バレエ団のために、1910年から1911年にかけて冬に作曲され、1911年6月13日にパリのシャトレー座で初演された。公演はおおむね成功したが、少なからぬ聴衆は、ドライで痛烈で、時にグロテスクでさえあるこの音楽に面喰らった。ある評論家は、本稽古の後でディアギレフに詰め寄って、「招待されてこんなものを聞かされるとはね」と言ったところ、ディアギレフはすぐさま「ご生憎様でした」と言い返した。1913年にディアギレフとロシア・バレエ団がウィーンを訪れた際、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、当初《ペトルーシュカ》を上演することを渋って、この楽曲を「いかがわしい音楽“schmutzige Musik”」と呼んだ。

音楽は、いわゆる「ペトルーシュカ和音」が特徴的であり、複調性によってタイトルロールの登場を予告する。
−−−−−

だそうである。

とにかく静寂と抑揚、明と暗、緩と速が入り乱れながらも不思議な調和を見せながら進行する”不気味”な組曲だ。ストラヴィンスキーの特徴である割と分かりやすいストレートでダイナミックな表現ではなく、ペトルーシュカの全体を支配するのは暗めの鬱屈した表現。このバレエは見たことがないが、情景描写や登場人物の登壇や降壇に合わせた擬音、擬態音と思われる節回しが随所に入っていて、それも色んな楽器が担当するようになっている。ホルンであったりクラリネットであったり、また珍しいコントラバスファゴットやバスクラリネットであったりミュート付きトランペットだったり・・・、それはそれで滑稽さも誘い聴いていて楽しい、というか仄暗く可笑しいものだ。特に曲間のモチーフともなっている「テケテケテケテケ・・」というスネアの外れた小太鼓が耳に付く。

一番好きなのは「乳母の踊り」で、ここはストラヴィンスキー本来の旋律の吹っ切れたような飛翔が心地よい。大地を飛び立って街を俯瞰しながら風と雲と青空に同化しながら疾駆する自分を想像してしまう(^_^)。後半はアジア系というかチャイナムードが混じったような妖艶で退廃的な旋律も顔を覗かせつつ謎めいたエンディングとなる。ストン! と終わる感じ・・。ブーレーズのタクトは例によって遊びがない。時間軸方向にもpf方向へもぶれない。手許に割と最近のエフゲニー・スヴェトラーノフ盤もあるが、ダルでいけないな〜。古くてもブーレーズかな? 妙ちくりんなことにここで取り上げるCDは殆どがブーレーズのもの、しかもかなり古い録音なのであった。この傾向はまだ続くかな〜?

(録音評)
1991年、クリーヴランドの定番マソニック・オーディトリアムでの収録。例に漏れず広大で浸透性の強い残響が特徴。DGの4D録音の走りと言って良い鮮明でディテールがしっかりした録音だ。炸裂するブラス、縦横に謳いまくるストリングス、重層的に織りなされる木管群、嵐吹きすさぶパーカッション隊、どれをとっても素晴らしいバランスであり、そしてマソニックの天然エコーがこの全てのエッセンスを巧妙にバインドしている。随所で鳴るグランカッサ、ティンパニが自然に天井へ消えゆくかどうかが再生系調整の要、伝送系の濁りやスピーカーの分割振動、不要輻射などは大敵だ。さぁ、頑張って鳴らそう!!
0 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2006年05月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031