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2009年01月21日09:47

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【音楽】Fauré: Requiem@Equilbey/Accentus & Members of ONF

naiveの新譜から、待ちに待ったアクセンタスが歌うフォーレのレクイエム。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2796177

Fauré:
 Requiem, Op.48 Original Version
 Cantique de Jean Racine, Op.11

Sandrine Piau (soprano) & Stéphane Degout (baritone)
Accentus & Members of Orchestre National de France
Laurence Equilbey

フォーレ:
1. レクイエム Op.48(1893年版)
2. ラシーヌの賛歌 Op.11

ロランス・エキルベイ(指揮)、アクセンタス
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、ステファン・デグー(バリトン)
管弦楽:フランス国立管弦楽団のメンバー

いずれ出るだろうと鶴首して待っていたが、ここに来てあっさりとリリースされてしまった。フォーレのレクイエムで優秀録音と言えばコルボ/ローザンヌ/シンフォニア・ヴァルソヴィア http://musicarena.exblog.jp/7448174/ だったのだが、アクセンタスの新譜はこれと甲乙付けがたい素晴らしい出来映えだ。

コルボ盤の静謐で凛とした荘厳さを帯びたレクイエムよりはエキルベイの解釈は抑揚に富み、そしてふくよかで優しいものだ。二人のソリストもコルボ盤とは対照的に切々と歌うし感情表現の幅は広く、また細部の描き込みが丹念だ。コルボ盤のソプラノ=アナ・クインタンスが割と細身で真っ直ぐな歌唱法だったのに対しこの盤のサンドリーヌ・ピオーはヴィブラートに深い襞を付けて、それはもう得も言われぬ敬虔さを表出している(ピエ・イエス)。但し、この粘った歌い方を快しとするか否かは意見が分かれると思う。

バックのオケはこれまた珠玉の演奏を繰り広げており、コルボ盤よりも少し編成は大きいため更にドラマティックな効果を出している。オルガンもより大型で、聖堂に響き渡る妙なる合唱をそこはかとない重低音で下支えしている。

フォーレ若年期の習作、ラシーヌ賛歌も短いながら深い感動が得られる佳作で、レクイエムとカップリングするにはふさわしいプログラム。

(録音評)
naive V5137、通常CD。このところのnaiveはdCSの業務用録音機器を使わずにデジタル・コンソールからDSDマスタリングのPyramixへダイレクトに取り込んでいるようで、音質は以前の硬質基調からは明らかに異なったものとなっている。サラサラと肌触りが軽く、それでいてふんわりと包み込むような柔らかさが付いてきていて現在流行している各レーベルの超高音質録音盤の質感に近いものがある。

この聖堂の響きは大変素晴らしく、規模の大きな合唱付き演奏と相俟って実に感動的な音質である。マイクアングルや残響、ディテール、サウンドステージの定位などは極めて高度に調和しており、改めてコメントする必要などない出来上がりだ。ここに来てフォーレ/レクイエムの新たなる定番登場と言えよう。
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