先週に引き続き、美味しい担々麺が食べたいと家内が言う。どうやら前回の担々麺は彼女的には外していたらしい。で、私の方はと言うと「普通の」麻婆豆腐が食べたい気分である(前回のあの麻婆掛けご飯が不味かったと言う話ではないが・・)。
ということで、今年になってさりげなくオープンしていたこの店へ初めて行ってきた。場所は六角橋のふれあい通り商店街(通称=仲見世通り)の白楽駅寄りで、ピーコック通りの角から入って三軒目だ。つまり、ここには以前は李氏という韓国キムチ専門店があったのだが年末からずっと閉めていて年が明けて気が付いてみたら中華料理屋になっていた。以前の李氏の時の店外コールドケースもそのままあって点心(餃子、焼売・・)や包(中華饅頭、小籠包・・)、どういう訳だか手作りキムチもテイクアウト出来る。
店は中国人夫婦が営んでおり厨房はご主人が、店舗フロアとテイクアウトは奥さんが担当しているようだ。因みに日本語での意思疎通は余り上手には出来ないのでメニューを開き、希望の料理を指さして料理の通し番号を確認するなどしないと誤注文の原因になりそうなので要注意。しかし、それ以外は手慣れた日本的オペレーションだし垣間見える厨房の手際も実にスムーズかつ手数も多いので、多分、他からこちらへ移転して再オープンしたのだろう。
イートインの店舗は以前の李氏の時にキムチを浸ける作業場にしていた場所なので狭くて、テーブル二つで8人、それと厨房を仕切る新設のカウンター4〜5席といったところ。家族三人で出掛けて店に入ったのが13時前後、テーブルには壮年夫婦が向き合って座り、カウンターには単独客の若者が三人いて、うち一人が食べ終えて出るところだった。
私が頼んだのは麻婆豆腐セット。単品の麻婆豆腐550円に+50円でライス、スープ、搾菜、杏仁豆腐まで付くシステムでトータル600円という破格値。単品料理は青椒牛肉絲や酢豚など中華の定番が十数種類あり、どれでも+50円でセットになる。家内はもちろん担々麺、二女は汁なしの炸醤麺(ジャージャーめん)を頼み、餃子も2枚加えた(麻婆豆腐セット以外の写真は撮影前に箸が付いてしまったため無し)。
結論から言うと、値段では決して推し量れない美味しい料理ばかりであり、コストを聞かずに食べれば(=要するにブラインド・テスト)、恐らく中華街の名店が出す料理と明確に区別することは難しいだろう。
餃子は熱々で肉汁が滴り落ちる旨味成分たっぷりのプリプリ皮を纏ったもの。麻婆豆腐は粉山椒と粉唐辛子がしっかり効いたシンプルだが本格的な出来上がりで、ピリピリとした爽やかな辛みは10秒ほどのタイムラグを経て襲ってくる。豆腐がほろほろで柔らかく、こんなに辛く強めに味付けされた中にも大豆の味をちゃんと残しているのが秀逸。
担々麺は鶏の清湯スープに擦り胡麻をたっぷりと溶かし込んだものがベースで、そこにしこしこの中華麺が入って辛みととろみを付けた炒め挽肉、青菜が載る一般的な出で立ちだが滋味の強いクリーミーなスープと鋭い辛みはバランスが良く実に上品だ。炸醤麺はたっぷりの挽肉と中華味噌、甜麺醤、豆板醤などを合わせた複合的な深い味の餡が茹でたての麺に絡んで絶品、付け合わせの生胡瓜の千切りが舌休めに良く合う。
三人でたらふく食べて2700円、ポイントカードをもらい、そこに5個ハンコを押してくれた。8個付くと餃子が一枚無料になるらしい。
普段は辛口評価の二人なのだが本日のこの店の味には久し振りに満足したようである。またまた定点観測すべき店が出来た。
中華料理 満福
横浜市神奈川区六角橋1-8-2
電話:045-434-6387
アクセス:東急東横線白楽駅徒歩3分
営業時間・定休:調査失念(次回には記載)
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