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2024年04月12日09:48

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人生意気に感ず「岸田首相の米国国会演説の意味。上信電鉄女児事故の意味」

◇岸田首相は米国でその存在を示す最高の舞台に立っている。バイデン大統領と何を語り、いかなる合意に至るか。これは日本国民にとり最大の関心事。そして現在の国際関係にも大きな影響を与えることである。問題を複雑にしているのは米大統領選が迫っていること。“もしトラ”という言葉が踊っている。もしもトランプ氏が再選されたらという意。政府は懸命に、そして秘かに“もしトラ”に備えて手を打っている。先日麻生氏がトランプ氏との接触を図ったのもその一つ。共同声明にもそれが窺えて興味深い。
◇トランプ氏はアメリカ・ナンバーワンを掲げるがこれはアメリカの目前の利益優先を意味している。だからウクライナへの支援に反対し同盟国対応も個別に行おうとしている。NSATO脱退まで口にする。“もしトラ”になれば大変である。トランプ氏が目先の利益で、あるいは感情的に動くのを防ぐにはどうしたらよいか。一つの対応策は法の支配という普遍的価値に基づく制度を設けること。制度はある意味枠である。これを個人の感情や価値観で動かすのは難しいからだ。日米両首脳の発言にはこのことが窺われる。
◇岸田首相は米上下両院で英語でスピーチした。日本を発つ前、忙しい中練習したと言われるがその成果はあったようだ。立ち上がって拍手する議員たちの姿にほっとする。「日本はかつて米国の地域パートナーだったが今やグローバルなパートナーとなった」、「米国は独りではない。日本は米国と共にある」。そして日本が米国と一緒に自由と民主主義を基調とする国際秩序を守る決意を表明した。
 首相が法の支配の秩序や民主主義の理想を語ることに異議はない。しかしそれが現在の厳しい国際情勢の中で日本の防衛力強化と結びついていることが問題である。首相は米議会で大変な約束を宣言していることになる。帰国して国民に対して十分に説明することが求められる。
◇吉井町の遮断機のない上信電鉄の踏切で女子児童がはねられ死亡した事故は全国に波紋を広げている。国の調査も入った。全国に同様な無人踏切が多くあり、所によっては対策が功を奏している。吉井町の場合、最善を尽くしていたか問われるべきだ。遅きに失する感もあるが山本知事は対策を表明した。74カ所の第4種踏切につき廃止を基本に第1種踏切への転換を目指す。亡くなった女児は誠に気の毒であるがそれがきっかけとなり多くの無人踏切の改革に繋がれば浮かばれるに違いない。ご冥福を祈る。(読者に感謝)

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