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2019年09月15日06:53

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落語の徒然(秋の七草2)

秋の七草の中には薬草として用いられる物も有ります。

藤袴は、乾かし匂い袋にしたり、防虫剤兜に炊き込み邪気払い、として使いました。又お茶として飲んだりします。
又源氏物語の54章の名前です。

桔梗は竜胆とも書き、根を干した物を漢方薬で、去痰、消炎、排膿に使用します。桔梗紋は、五亡星で晴明桔梗紋とも呼び、魔除け、明智光秀、安倍晴明の紋が此の紋です。


葛は、葛根の名で身体を温める作用が有ります。又でんぷん質を根に蓄えているので、葛粉、葛餅の原料として用いられます。

落語のねた「ちしゃ医者」

萩の名の由来は、古株から新しい芽が出る。生芽(はえき)からきています。
萩に付くのは猪、紅葉に鹿、松に鶴、牡丹に蝶々、花札で猪鹿蝶の役です。

春、ぼた餅、夏、夜船、秋、おはぎ、冬、北窓
落語のねた「池田の猪買い」

撫子
可愛らしい花を、子供(女性)を撫でる、の意味合いから撫子と名の由来が有ります。

秋の七草番外編

菊の花を、紋にしたのは、後鳥羽院が有名ですが、重陽の節句は菊の節句、菊の花を愛で、菊酒で祝います。
「菊」の花詞「高貴」「女性的な愛」「破れた恋」「真実の愛」
菊は、食用にも成り薬効は、殺菌、消炎沈痛作用が有ります。
刺身のつま、添え物のわさび、大根、生姜も同様の作用が有ります。
江戸時代、食あたり、食中毒は命に関わります。
食用だけでなく鑑賞様として菊人形が見られます。
講談ネタ「菊華の契り」雨月物語に原典が見られます。
落語のネタ「菊重ね(なめる)」「菊江仏壇」

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