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2017年03月13日10:20

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人生意気に感ず「3・11を振り返る。原発事故をもっと深刻に。変化の時」

◇3・11を振り返る報道でいっぱいだ。津波に焦点をあてて千年に一度ということがしきりに言われているが、原発事故が同時に起きたことを考えるなら、千年どころか日本の歴史上初めてのことである。
 報道を見ていて東北地方が大きく変わりつつあることを感じる。特に子どもたちの姿を見ると未来に向けた変化の新しい芽が生まれ始めたことを感じる。大きな異変は不幸をもたらすが、同時に大きな変化の契機となる。70年前の敗戦、6年前の東日本大震災、これらを社会を発展させるための変化の契機にしなければならない。
◇進歩のための変化を考える時、ダーウィンの次の言葉を思い出す。「地球に生物が誕生して35億年を経た。どういう生物が生き残ったか。変化に順応し自らを変化させた生物だけが生き残った。強いものが生き残るとは限らない。賢いものが生き残るとは限らない。変化するものだけが生き残り成長する」
 日本は火山と地震の国である。我が祖先は幾多の大災害に立ち向かい乗り越えてきた。それは変化に対応する歴史であったに違いない。
 現代は、過去と違って科学が異常に発達した時代である。科学の力も大自然の威力の前では微々たる存在に過ぎない。ただ、科学の力を変化のための手段として使うことは出来る。人間は科学のしもべであってはならない。
◇東日本大震災から教訓を引き出して社会を変えるために科学の力を生かさねばならない。確実に近づいている首都直下型と南海トラフ型の巨大地震は、日本民族が神によって試されているともいえる試練である。来る東京五輪と重なったらとんでもないことになる。南海トラフ型の津波は30mを超えるとも予想される。東日本大震災で津波にのまれた人々の光景が目蓋に焼き付いている。南海トラフ型によって引き起こされる光景はあれを遥かに超えるものであろう。確実に来るのだから備えをしなくてはならない。国と地方の連携が重要だ。「東日本」の具体的な教訓を生かさねばならない。
◇先日、書道協会の懇親会の挨拶で、書道文化の重要性と関連させて、スマホなどの利器が人間の頭を悪くさせ、人類を退化させると語った。
 これは人間が自ら発明した文明の利器のしもべになり下がる姿に他ならない。人間は科学のしもべになることによって変化する力を失いつつある。(読者に感謝)

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