導きの人

昔の仲間達から、私のような武骨で営業畑で

売上げと利益追求ばかり考えて生きて来た人間が、

どうして、福祉の仕事についているのか信じられないと言います。

定年後の働く場所はあまりにも限られています。

そんな時、夢に知らない老婆が現れました。

新宿のオフィスを整理し、明日の仕事先も無いまま新宿の町をさ迷っていました。

高島屋の隣の紀伊国屋書店に寄りました。

そこで、見つけたのが
夢に出た老婆でした。

マザー・テレサ。

彼女の本を買い読みあさりしました。

ハローワークに行くと、相談員から研修を受け、資格をとり福祉施設勤務を薦められました。

あれから９年、こんな歳まで働ける切っ掛けになったマザー・テレサは僕の守護神になりました。

毎日感謝の合掌をしています。

『誉められようと、けなされようと、私達は気にしません。

誰かが非難しても、がっかりすることはありません。

反対に誰かが誉めてくれたとしても、それで自分が偉くなったように思うこともありません』

（マザー・テレサ）

ボランティア、奉仕の心がないと、死に際まで人の世話をすることはできません。
沢山の人を送りました。
あの世でまた
会いましょう。
必ず迎えに来て下さいねと

合掌しています。

マザーがいなければ、

今の私はありません。

教えと導きに感謝しています。

新宿歩くたびに

心ぼそかったあの時を


思い出します。


合掌