【フード】どんたく＠阪東橋

横浜橋商店街の「せんだい横浜橋店」を訪れるも閉まっており、小さな張り紙が。曰く「店主がバイク事故のため暫く休みます・・・」とのこと。あらら >_<

仕方がないのでもう一軒のラーメン屋へ向かう。アーケードを三吉橋方面へ抜けきって市大通りへ入り浦舟交差点を目指す。市大病院の真ん前に鄙びた店舗がポツンとある。14:00を過ぎていて店内に入るも先客はゼロ。店員も見当たらないが豚骨の煮える香りはする。コップに水を注いで着席するも誰も出て来ず。「すみませーん！」と声を掛けると「アッ！　いらっしゃ〜い・・」ということで寝惚けてとぼけたオヤジが出てきた。うたた寝していたらしい orz それもそのはず32℃を越える真夏日に熱い長浜ラーメンを食べようなどと言う物好きはあまりいないかも。

入り口側に着席していたらオヤジがこっちへ来いと指さす。ここがこの店で一番涼しいんだよぉーー、とのこと、エアコンの吹き出し口正面へ座り直した。頼んだのはチャーシュー麺。麺の茹で方を聞かれたので硬めと答えたら、普通にしときなよぉ〜、などという。いやいや硬めで結構、ということでそのまま頼んだら茹で時間にして2〜30秒ほどだろうか殆ど瞬時に出来上がってサーブされた。

キリリとした塩味に旨味の詰まったさらりとしたスープはなかなか美味しい。ヘッド（豚の頭）だけを使って煮出したというその無化調スープの表面にはびっしりとコラーゲンが浮き薄い膜を張っている。食べ始めたらオヤジが、テーブルにある唐子高菜を指して、これを少しだけ入れると辛くて美味しい、というのでガバッと入れようとすると。そりゃ多すぎ！辛いから少しずつねぇ〜、だって。確かに辛いが、だが深くて美味しいし、スープにコクが更に加わり絶品となる。こりゃいける。

麺は博多直伝の細目のストレート麺で、これをごく短時間で茹でているので芯が少し残り、具合の良い噛み心地だしスープの持ち上げも予想以上に良好。チャーシューは少々硬いが昔懐かしい、少々獣臭い本格的なモモバラ混合巻きの一品。この製法もなかなか堂に入ったもので店主の長い経歴を物語る。

麺は少々少なめだったこともあり替え玉を頼んだ。さっきより少し硬めにしといたよぉ〜、ってなことで少々バリカタ度を増した替え玉を楽しんだ。会計する時にちゃっきり金額を渡したら150円を突き返してきた。2時過ぎてたけど、ま、2時と同じと言うことで替え玉はサービス！　とのことで有り難くリファンドを受け取らせてもらった。

ここのラーメンは少々癖はあるものの、スープとオヤジの味が絶品である。


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