明治の宗山君。球場に名前が流れて打席に立つときの拍手はものすごい。昨年のプロ入りした上田君でもそれはなかった。マスコミでもプロですぐに通用とか15年安泰などという記事が躍る。しかし彼は目立ちたがり屋でもなく逆にどちらかといえばストイックな性格だ。だから、そんな彼がそんな扱いを受けることが何かチームをちぐはぐにしているように見えてならない。
明治は今日も打線が爆発した。2回に1点、3回に2点はともにエラーがなければ入っていない。それでも5回6回で逆転した時にはもう明治は勝つと思った。しかし継投陣が踏ん張れなかった。逆に1点を追う明治の9回裏の攻撃では1死満塁から早稲田の1年生安田君が得意のチェンジアップで2者を打ち取った。
チーム打率が4割を超す中で宗山君の打率は.267。チーム内でも7位。今日故障から戻った飯森君も3安打しているが既定打席に達していないだけで彼も宗山君の上にいくだろう。
今日はエラーも犯して失点に絡み、1死満塁の場面で簡単なショートゴロバックホームも高投となってアウトにはなったがヒヤッとしたプレーだった。明るくふるまい大声でチームを鼓舞するタイプではない宗山君が自身で苦しみそして孤立しているように見える。
久野君、藤江君などの投手陣の離脱も大きいが、本来選手層が厚い明治だ。なんとかいつもの明治の空気に戻ってほしいと思う。
2024年4月27日 東京六大学野球春季リーグ戦 第３週１回戦（於 明治神宮野球場）
早稲田
012 000 011 = 5
000 031 000 = 4
明治
ログインしてコメントを確認・投稿する