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2023年02月13日21:11

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ポタリストの記録・【葵の御紋が刻印されたお寺・その1】

■葵の御紋を刻む名刹へ■

先日家紋ならぬ「寺紋」に葵の御紋を有するお寺さんがある、それも八王子市にという話をお聞きしたので、行ってみる事にした。その場所も個人的に数年前から自転車でしばしば訪れている、八王子市西部の川口川沿いだ。この川沿いには見どころのあるお寺が点在している。

この日は東京も漸く雪が溶け始め、寒さも緩んでいた。

巳の刻(東京都ではAM8時42分〜10時41分)西の方位、天の時が庚丁、地の利が景門の大吉方だったので、出かける事にした。庚は丁との組み合わせだけは吉方位となる。逆の丁庚も吉方位だ。
午の刻(10時42分〜12時41分)も乙丁で大吉だが、帰宅後に家事をしなくてはならない事もあり、長居も出来なかった。

この日も地元の24Hスーパーで売っている焼き立てパンとPBの500mlの1本48円の麦茶を購入、多摩川を渡り、R16の切通しを抜け、滝山街道を二段階右折。暫く滝山街道を進み、最初のコンビニ(FM)の直ぐ先にある細い路地を左折、谷地川の橋を渡ると、道の駅滝山に出られる。

相変わらずの混雑だ。大野埼玉県知事がコロナ禍の際、「都民は来るな」と仰せになった「功績」で、あのご発言以来、駐車場は昼間は常時順番待ちである。道の駅滝山の大盛況は大野埼玉県知事さまさまという状態だ。

ここのお客さんが買っているものを見ると、どうも東京の地元の野菜が人気のようだ。まあ、後1時間余裕があるならば、あきる野市のファーマーズに行った方がもっと安いので、そちらに行った方が個人的に良いのではないかと思う。

そこから先はひよどり山トンネルまで延々となだらかな坂が続く。このトンネルの恩恵で南多摩地区きっての激坂、小宮公園を上る必要が無くなった。但しトンネルは自転車の車道走行は禁止されている。飽く迄歩道を歩行者優先で走る事になる。トンネルの入り口の交差点がだだっ広いので、そこでバイクライト(自転車用の脱着式のヘッドライト)を付け、テールランプを付けて走る。トンネルはわずか1650m。開通したのが平成13(2001)年、有料道路(普通車200円、但し自転車と歩行者は無料)、しかもETC対応になっていなかったというから、これが東京都なのに、人口50万人の街なのにと思いたくなる。余りの不便さに維持する方が無料よりも赤字だと判断され、平成19(2007)年に八王子市に移管された。

トンネルを抜け、最初の交差点を左折すると、R16バイパスに、直進し、浅川を越え、更に進むと突き当りに八王子駅になる。なるほど、便利なルートではある。浅川の手前の八王子市本局の信号を右折し、市街地を進む。最初の信号を左折、浅川北岸のサイクリングロードを暫く進む。八王子市は多摩川のサイクリングロードの整備は不熱心だが、浅川の方はわが街の川という意識が強く、「浅川ゆっくりロード」と愛称を付け、舗装してから何年も経っていないのに、北岸の路面はピカピカだった。

浅川と川口川の分岐が見えて来た。

川口川沿いの道を進む。日陰の路面凍結が少々心配ではあったものの、問題はなかった。信号が限られているので走りやすいが、生活道路ゆえ、見通しの悪い路地から自転車が一時不停止で出て来る危険もある。飛ばし過ぎは禁物だ。川沿いの風景は境川と似ているが、あすこほど住宅地と川が隔絶はしていない。境川の夜道は走った人の話では寂しくて怖いという。それは住宅地と川が隔絶しているからだろう。

かすみ学園通りを渡る。この先真っすぐ進むと高尾街道の交差点でコピオ・ケイヨーD2・コルモピアの商業施設だが、クルマの出入りでいつも自転車の側としては待たされることになるため、川口川北岸を渡り、高尾街道の押し釦式の信号を渡る。

ここから先はのどかな光景が広がっているが、コンビニや飲食店も殆どなく、自販機が点在する程度なので、食料を調達する必要があるならば、高尾街道を渡るまでに用意しておく必要がある。なるほど、コピオ・ケイヨーD2・コルモピアの商業施設が地域の方たちに重宝されている訳である。店舗面積と駐車場の数からすると、一見スーパーセンターだが、現実には地域密着型の郊外商業施設なのである。

東から安養寺、法蓮寺、長福寺と以前参拝したが、長福寺の先に件のお寺があるという。川口川を渡ると秋川街道に出られる。この街道を新小峰トンネルまで進むと、今熊神社に行ける。こちらは以前訪れた。
今熊神社よりもずっと手前に葵の御紋を寺紋とするお寺があるという。

秋川街道はダンプカーが非常に多い。正直平日はお勧めできない道である。という事で、可能な限り川口川沿いの道を走ってから秋川街道に出た。200メートルほど西に進み、西田橋交差点から南下、一度小川を渡り(名称不明)、住宅地を抜けると畑と山林が見えて来る。山に向かってなだらかな登り基調の道を進むと件のお寺が見えて来た。

そのお寺とは真言宗智山派 長楽寺である。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(続く)

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