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2023年01月28日00:39

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ポタリストの記録【旧正月に初詣・その3】

■青梅からあきる野へ■

先ほどパット無しのサイクルパンツは踏ん張りが効かないと書いたが、それはそれで事実としても、ならば敢えてダンシングをしない運転もアリかと考えなおした。そのためにはサイクルコンピュータ(スピードメーター)を見る頻度を減らすことも必要と考え、周囲の交通は気にしつつも、速度を見る回数を減らすことにした。

と言いつつ、難所らしい難所はそれほど多くは無い。急坂は塩船観音寺を出て、青梅市河辺に至る道と青梅市友田から吉野街道の満地トンネル、その程度だ。

この日は意外なほど(?)サンデードライバーがいないので、走りやすかった。また日曜という事で、ダンプトラックがいない事も幸いした。

小作坂下から多摩川を渡った際、水量はそれなりだった。南関東の長期予報では暖冬でカラカラだというではなかったったけ?

青梅市友田の交差点は歩車分離式だ。後続にダンプトラックが来ると面倒なので、敢えて押しボタンを押し、歩行者信号を青にしてから距離を稼いで満地トンネルに向かうのだが、この日はダンプトラックがいない事もあり、そのまま左折した。

ここへ来て少しずつ身体も動くようになり、フロント1速という事をせずとも、ダンシングで駆け上がる事が出来た。

満地トンネルが見えて来る。

新満地トンネルは自転車と歩行者は通行出来ない。自転車と歩行者は旧道であれば通れるようだ。分岐から300m程度進むと、トンネルの入り口に到着。旧いトンネルにありがち。

入り口はレンガ造り。歴史を感じるレトロな雰囲気だ。

嘗てここは心霊スポットと評されていた。

何でも生活苦で満地トンネルの最も高いところから投身自殺、無理心中は確かに何件もあり、ワイドショーでも取り上げられた事がある。

現在は無機質なコンクリートの新満地トンネルが出来た事で、そういった話は殆ど聞かないという。無機質なコンクリートの方が寒々として、却って危険な雰囲気を醸し出している気がするが、なぜだろうか。

兎も角多くの人はそうは思わないらしい。

幽霊よりもヤンキーの方が怖い感じなのだが。夜は流石に来たいという気にならないが、過去に猛暑日が続いた事で、夕方にライドを実施。ランプがLEDに付け替えられた事もあり、煌々としている。

トンネルを抜けても実は暫くは上り坂である。車道の新満地トンネルを抜けたあたりが峠になる。合流地点は60km程度の速度がクルマが駆け上がって来るので、慎重に車道に合流する。標識は無いものの、あきる野市だ。下り坂の右手には甲子園の常連校となった、
東海大菅生高校の入口がある。

暫くは流れの良いアップダウンが続く。

私の前にいたはずのロードバイクのあんちゃんは何が怖いのか、車道と歩道を行き来し、最後は歩道を走っていたが、車道を周囲の交通に伍して行きながら車道を進むと、彼は視界から見えなくなった。義務はないが、出来ればスポーツ車にお乗りの方は普通免許を持っていた方が良い。その方がドライバー視点も理解出来、ライドしつつもシミレーションしながら走り続ける事が出来る。そうすれば、車道を怖がることはないし、無言のうちに、ドライバーとコンタクト出来る。滅多にクラクションを鳴らされる事もない。

平井川が見えて来た。

直進するとJR秋川駅、二段階右折し、暫く川沿いの道を進むとイオンモール前を経由して五日市街道に出られる。平井川から圏央道の高架橋までは東京都かと思うほど長閑だ。この日はダンプカーも路線バスもいないので、マイペースで走れた。数年前は平井川の遊歩道はいかにも人工で、ピカピカのコンクリートに食傷したものだったが、風雨にさらされ、だいぶ自然に馴染んで来た。

イオンモールや亜細亜大学に向かう道は春になると桜並木だ。直進し、切通しを抜けると五日市街道になる。五日市街道へは向かわず、更に西進する。桧原村の山地が次第に近づいて来る。

今年の3月18日のダイヤ改正でJR中央線は遅ればせながら、10両編成から12両編成になる。中央線と言いつつ、中央線の実質は支線ともいうべき青梅線、五日市線も12両編成になる。という事で、終点の武蔵五日市も車両増に備え、車庫を作るのかと思いきや、どうもひとつ手前の武蔵増戸駅周辺に作るようだ。JR系の業者の看板が立ち、突如と言っても良いほど、巨大なアーチ状の倉庫が建設中だ。これは車庫に違いない。このようなところにJRの社宅が建ちようがない。そもそも五日市線は東京都では少数派の単線である。

田園地帯を抜け、大悲願寺に到着した。

次回はもうひとつの目的地、大悲願寺と帰路です。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(続く)
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