元来たケーブルカーで下山、下に着くと既に天気は回復していて、気温も高くなっていた。
教えてもらった釜飯屋(なかい)さんは、これから行くとちょうど開店時間にぴったりだ。
本当は釜めしはあまり好きではない、なぜならご飯がぱさぱさしていて美味しいと感じたことがないからだ。
でもせっかくのご縁だから縁起物として行くことにする。
15分くらいで「なかい」の第2駐車場に着いた。
第1でなくて何故第2駐車場に?この時すでに暗雲が立ち込めていたのだ。
第2駐車場はすでに半分くらい埋まっていて、5、6台の車があった。
お店に着くと、開店時間を若干過ぎていた。
なのに、店内はいっぱい、すでに待っている人も数組いる。
えー!
流石人気店、開店時間よりほんの数分遅れただけなのに。
ここは古民家を改造してお店にしたちょっとオシャレな落ち着いた感じのするお店で、若い人のお客さんも多い。
人家はあるのもののかなり山奥で、この先に本当にあるのか途中何度も心配になるくらいだった。
まさにポツンと一軒家(ちょっと盛った)である。
しかし若者は行動力あるなぁ〜。
釜めしは作るのに時間がかかる。
待っている時間はどのくらいだろうか。
それからもどんどん人がくる。
たった5分後くらいに待っている人が倍になった。
先程ケーブルカーをおり、ケーブルカー脇の駐車場を出る時に、先頭車両が料金所でもたもたしていた、あの10分くらい(体感)の時間さえなければ、今頃は釜飯にありつけていたのに(T_T)
しかし、そんな心を癒やしてくれるかのように、お店の人が蚊取り線香を持ってきて、座っていた椅子の下に置いてくれた。
これこれこれですよ!
この心遣いがやはりこのお店を有名店にしているひとつの要因なのだろう。
もし、すんなりと釜飯にありついていたら、この心遣いには出会えていなかった。
遅れたことに感謝(急に)
このお店の人の心遣いが、今回4つ目の楽しい出来事でした。
釜飯はそれから30分くらい後に頂き、なによりもご飯がしっとりしていて、具の鶏肉も柔らかいのに驚き、大変美味しくいただけた。
さて、食べ終わると時間は13時をまわり予定時間をかなりオーバーしていたので、これからまわる神社、お寺をしぼらないといけない。
今回は七福神も欲張ってまわろうと思っていたが五福神をカット、さらに式内社の神社も三神社カットし、どうしても外せない残った10個程度の神社仏閣をまわることにする。
元々コロナで七福神の御朱印はもらえない。
それに、ここまでに4つも楽しい出会いごあったので、まわる神社仏閣が少なくなっても悲しくはなかった(T_T)
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