更に境内をまわると、大口真神の神様も珍しいが、ここの摂社の皇御孫命社(すめのまのみこと)も珍しかった。
この御祭神は、天瓊々杵尊(ニニキノミコト)で、その前に置かれていた2頭の豚の石像を発見。
えっ?狛豚?
もしかして「生贄の奉納」?
絵馬の起源でもある、生贄として馬を奉納するのは聞いたことがあるけれど。
そういえば名前は失念したが、疫病退散のため「牛の像」を奉納した神社があった(生贄でなくて神使として?)
しかし豚の石像は見たことがない、ありそうだけど。
眷属か生贄か、そもそも豚なのか。
後で調べたら豚でなく猪でした。
つまり狛猪が正解だったのです。
でもニニギノミコトの眷属は猪だったかな?
猪が眷属なのは摩利支天(ましりてん)陽炎の神様じゃなかったかな?
仮にニニギノミコトの眷属が猪だとしたら、大口真神のおいぬ様は威厳があるので、それよりも威厳を感じさせる眷属の猪を作ったのでは申し訳ないとの忖度があったのかもしれない、と勝手な妄想がとまらない。
ある解説には、猪像は武蔵御嶽神社の神域を含む御嶽山の「山の神」の神使(お使い)として奉納されたものと思われます。 ……現在置かれている猪像は、平成8年の台風で大破したので、平成11年(1999)に復元されたもで、奉納当初は左右同じ造りだったものが、現在の像は、右は猪に見えますが、左像は豚風になっています。
豚は猪を家畜化したもので、中国では亥を豚で表します。
いずれにしろ、関東では、猪像はきわめて珍しいものです。
勝手な妄想は迷惑な話だけれど、勝手にイメージを変えた猪を作るのもいかがなものかw
こうして御嶽神社内で、驚いたこと面白い事の第1号、2号にあい、たっぷり妄想をして参拝を楽しませてもらいました。
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