昨年はCOVID-19のため中止、でも
それからの1年も歩みを止めなかった若い作家たち。
アーティストフェア2021
〜Singularity of Art〜
@京都文化博物館 別館
@京都新聞ビル地下1階
加藤泉、鬼頭健吾、塩田千春、名和晃平、ヤノベケンジら
17人の今をときめくアーティストが推薦する43人(一般公募含む)の作品が
作家とともにみられるイベント。
その場で作品を購入することもできます。
感染対策のため日時指定予約で開催されました。
【京都新聞印刷所跡】
すっかり現代アートの発表の場となった廃墟感のある空間。
◆最優秀賞:野田幸江 フィールド
箱庭のように再現された野原…と思いきや、そこここに配置された石や土くれのような「かたまり」は。
あるものは
水分を切らして終わる草花の種を剥き、綿毛や穂をほぐし根を取り出し部分を集め糸で巻き、その繰り返しで出来たもの。
あるものは
カイヅカイブキの葉をむしり、糸で巻きかためたもの。
あるものは
冬のススキの綿毛を巻き固めたものを
粘土質の土にススキ、セイタカアワダチソウ、ガマ、チガヤの穂を加えて練り、ベンガラ、柿渋で色をつけたもの…
手法は愚直なまでに手仕事で、重ねられた時間がたちのぼります。
◆優秀賞:たかくらかずき アプデ輪廻
両脇に献花された仏式祭壇に展開される
映像作品というか、完璧、ゲームです。
美術が宗教と深いかかわりをもって発達してきたことから思えば不思議はないですね。
百円入れると先にすすめるのですが(料金というよりお賽銭?)、時節柄自治体からお許しがでなかった模様。
どこかのお寺さんが買ってくれそう。
◆優秀賞:NAZE LAST EYE
インスタレーションもあるけれど、基本、平面です。
かわいい系。動物系。未来系。
【京都文化博物館 別館】
選者サイド、塩田千春さんのドローイング,
今年は小品ながらたくさんあって嬉しい!
◆優秀賞:藤本純輝 Garden
淡く明るい色彩のどことなく有機的な抽象。
所々破られたキャンバスこそ染料で染めているが
それ以外は作り出した色だそう。
◆優秀賞:檜皮一彦 Untitled
文字通り強い作品。
そのほか印象に残ったもの
◆宮永愛子推薦の佐々木光のガラス作品
◆ミヒャエル・ボレマンスを思わせる山田康平のドローイング。
◆売れに売れていた佐貫絢郁
◆一般公募では
思わず過去作品のパンフを購入した山越美佳
などなど。
3月7日にて終了
https://artists-fair.kyoto/
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