最近ちょっとはまっているもの。
ミントン和紅茶
https://www.kyoeiseicha.co.jp/wakoucha/
普通の紅茶を飲む時は、なんとなく肩に力が入ってしまうのだが(注:個人的感想です)、これは飲んでいるとダラックマになる。
先週末から、新国の「くるみ」配信がスタートした。
期間は来月14日まで、視聴料は980円で、アクセス後72時間は何度でも観られる。
https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/news/detail/26_018889.html
配信方法が毎回異なるのは、試行錯誤の最中ということだろうか。カメラワークも先日の「ドンQ」より良い。
新国のイーグリング版「くるみ」はまだ未観覧だったので、興味深く視聴した。イーグリング版と言えばオランダ国立バレエだが、基本的な骨格は同じものの新国バージョンは想像していた以上に手が加えられていて驚いた。GPDDの雰囲気も同じ改訂版とは思えないほど異なるが、こちらは踊り手のキャラクター(ツィガンコーワさんとゴールディングくん)による。
よく言えばアクセント、悪く言えばぶつ切りの振付は、余計な事をするくらいならワイノーネン版をコピペしとけよと皮肉のひとつも言いたくなるし、中途半端な演出は熊版(赤坂サカス・バージョン)の巧さを改めて実感させてくれるが、面白い部分もいろいろあるから目くじら立てるつもりはない。
もっとも、今回の主役(小野さんと福岡くん)でなかったら、ここまで寛容な気持ちでいられたかはわからない。(笑) 2人の踊りを眺めていると、ささくれだった心が癒やされてくる。さながら和紅茶を飲んでいるかのよう。GPDDは5回も観てしまった。
今年は生舞台観覧は諦めているので、映像配信はとても嬉しい。複数の配役でやってくれればなおありがたいし、他のバレエ団もぜひ追随してくれればと思う。
〈追記〉
やはり気になってツィガンコーワさんたちのディスクを見直したというお師匠さまから(似た者同士だ。(笑))、感想が届いた。
「確かに大まかな骨子は似てるけど、同じ版というには衣装・美術なども違いすぎ。オランダ版の振付・演出にはイーグリングさんの前にもう1人名前があるから、その人の影響が大きいのかな。
オランダ版の方がストーリー性がはっきりとしている。キャラクター・ダンスの振付は良いとは言えないけど、リフトばかり多用している印象もないし、演出的には(オランダ版の方が)面白い。同じ振付の部分は、オランダは力強く、新国は軽やか。子どもの演技はオランダの方が全体的にやんちゃだね。
新国は古典部分を残そうとして中途半端になってしまった感じ。
あとはちょっと子ども向きに振ったような。それは新国のオファーなのかな。
2幕始めのドロッセルマイヤーとのトロワで、ほぼクララがリフトされている振付は、小野さん、木村さんともに軽やかで重力を感じないのだけど、さすがにツィガンコーワさんだと大変そうに見えた。軽やかというよりはダイナミック。」
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