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2020年08月16日01:05

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公開時に見たときは新鮮な面白さだと思ったけど、今見直すとやはり蔑損でした。リュック・ベッソン監督「ニキータ」(1990)。

池島ゆたか監督が自作「ミステイク」に設定をちょうだいした作品ということで、「ミステイク」ともども鑑賞しました。僕は「ニキータ」を7年前に見直していたのですが、そのことをすっかり忘れていました。結局後半のソ連大使館での出来事など、まったく覚えていませんでした。しょーもないからむしろ“知らぬが仏”ですが、やはりしょーもないものはしょーもない。

今回はアンヌ・パリロー扮するニキータが、“もうすぐ20歳の誕生日”というあたりで吹き出してしまいました。フランスで公開した時点で30歳の女が、今回はそのように見えたということです。初見のときは気にならなかったわけで、そのあたり僕の感覚がえー加減なだけですわ。惚れたらあばたもえくぼだと前回の日記にも書きました。今回見直すと、えくぼだってあばたにしか思えない。初見のとき感激したパリロー嬢の右胸ポロリ映像も、貧乳だな程度でおしまい。巨乳好きではないくせにね。

そして1時間57分がとても長く感じました。パクった、いや言い直します、アイデアを頂戴した池島作品のほうが、1時間で話が終わるから快調です。蔑損作品も、ベニスで狙撃するシーンまではいいのですが、そのあとが破綻しているから、明日になれば(今日じゃなくて17日ね)もう忘れてしまっていることでしょう。つまり7年後にはまたこの映画を見直すかもしれないということ。←そのころまで映画を見ることができるほど元気だといいなぁと思っているのです。

そうそう、日本公開時の宣伝用惹句が気に入っていたのでした。“泣き虫の殺し屋、ニキータ”でしたよね。本国版の“She murders, so she can live.”(殺人しないと生きられない)や、“She has no fear, she is sweet, she loves, and she kills.”(恐怖心は持たず、優しく、愛すし、殺す)よりも、僕は好きだな。単なる懐古趣味? そして写真は30歳らしく見えるものを選びました。20歳になる前だなんて、しゃらくせぇや。
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