マスクを着ければ熱中症、マスクを外せば感染症、どうすれぃゃいいのさ、もう失笑。
昨日久しぶりに家族で近くのファミレスへ。
一応個室なのだが、隣との壁が薄くお隣りさんの会話が筒抜け。
どうやら、若い女性の4人組?みたいだ。
この時期、家に帰れない奉公人は藪入りの時期なのに、藪の無くなった現代はファミレス入りなのか?
そう、ファミレスは、ファミリーレストランではなく、ファミリーレスなのだ。
コロナを両親や祖父母にうつしてはいけないので、ファミレスで集まり泣いている………はずはなく、こちらの会話が聞こえなくなるほどの声で笑っていた。
よほど会っていなかったのだろうか、それとも地声だろうか、声だけ聴いていると、世間のコロナ禍がひととき忘れられる心持ちだ。
田舎に帰っても、ご近所さんの目を気にしながら、暗くなってからひとしきり庭先で小声で会話をしたら、きびすを返して車で帰ってくる、そんなご時世になろうとは、閻魔様でも予想しなかっただろう。
本当ならば、自分も母上と一緒に家族揃ってお墓参りをするところなのに、今年は家族全員さえ揃っていない、なんとも嘆かわしい。
お墓の階段の登り口には、大きな木が立っていて、毎年蝉が五月蝿いほど鳴いている。
でも、今年は心無しか鳴き声が少ない。
そうか、蝉もソーシャルディスタンスなのか、などととりとめもなく考えながら、そそくさと車にのって家へ帰った。
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