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2020年06月27日09:47

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今日の本棚595♪



「百物語の怪談史」

東雅夫
角川学芸出版(角川ソフィア文庫)

同朋舎より刊行された単行本「百物語の百怪」を、改題文庫化したもの。
アンソロジー、エッセイ、ブックガイドの三部構成で、百物語と本朝怪談文学史の関わりを解説していきます。

いやぁ怪談好きには堪らないガイドブックですね。
文芸作品として残る百物語から、現代では映画・漫画・舞台などなど。
多彩なジャンルで語り継がれる百物語を、多角的に紹介してくれています。
笑っちゃったのが花田清輝の説明、『練達の猟奇者でもあった』って…そんな言葉ある⁈
そんな数寄者みたいな言い方……、いやいいですね。すごくいいと思います。

私はホラーより断然怪談が好きなのですが、改めて重要なのは語りにあるのだということを気付かされましたね。
やっぱり岡本綺堂をもっとがっつり読みたいです。
あとこの間も言いましたけど、都築道夫も。
まだまだ読みたい本がたくさんありますねぇ。



(古)
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