mixiユーザー(id:2391655)

2019年10月17日06:24

98 view

神宮スズメの独り言2019秋〜42〜投手戦

得点は1−1で9回裏を迎えていた。マウンドには東洋の3番手、山下雅善君。1死から國學院の伊藤君に安打を打たれると送りバントで2死2塁。ここで高本君の打球は前進守備のレフトの頭を越えた。

2−1。第1試合に続くサヨナラゲーム。

試合は東洋が村上君。國學院は小玉君の先発で始まった。緊迫した投手戦だった。その緊迫したというのは両投手が打者を押さえていくという意味とは少し違う。

春の優勝の立役者である3年生の村上君は今シーズンは6試合に登板。ダントツの48イニングを投げながら3勝2敗と勝利に結びついていない。それでも防御率は2位である。

一方の小玉君は3試合で完封勝利を含む2勝0敗。プロ志願を提出し調子を上げている4年生だ。

その小玉君は初回は2三振を含む三者凡退で上々の立ち上がり。しかし2回以降は毎回安打を浴びる。しかも6回を除いてすべて先頭打者に打たれたのだ。結局7回まで投げて被安打は9本。それでも10個の三振を奪って1失点に凌いだ。安打を許す。得点圏に進められる。しかし三振を奪ってピンチを凌ぐ。失点のシーンは1死1・3塁から強烈な投手ゴロを懸命に伸ばした逆シングルのグラブに当てたがボールは後方に転がる内野安打でのものだった。もし捕球していたが間違いなく併殺。そしてもしグラブに触っていなかったらバックアップに入っていたショートが捕球しこれも併殺に取れたかもしれない。

一方の村上君も7回までで6安打を打たれたが、7回の犠牲フライによる1失点だった。國學院は3塁に走者を置いて一度スクイズを仕掛けたがファウルとなったあとの犠牲フライだった。

東洋は8回、代わった國學院の諸見里君からも先頭打者が2塁打を放つも無得点。そして9回は1死から連続三振で攻撃を終え、その裏サヨナラとなった。

東洋は6イニングも先頭打者を安打で出しながら1点に留まった。國學院は好投手村上君から1点をもぎ取り再三のピンチを凌いだことが最後のサヨナラ勝利につながった。

中央との首位攻防戦に敗れもう1敗もできない國學院の執念の勝利だったが、ともに無四球の気持ちのいい投手戦でもあった。



2019年10月16日 東都大学野球秋季リーグ戦 第6週1回戦(於 明治神宮野球場)
東洋
000 010 000 = 1
000 001 001x = 2
國學院 

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年10月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031